乾燥対策の美容ケア〜60代の肌と髪を守る保湿ルーティンと冬の見直し習慣

ファッション・美容

2月は、一年の中で最も乾燥が気になる季節。
気温も湿度も低く、暖房の影響も加わって、肌も髪もカサつきやすくなります。

若い頃は少しの保湿でも十分だったのに、
60代になってからは「昔のケアが合わなくなってきた」と感じる方が増えます。

けれど、これは悪い変化ではありません。
年齢を重ねた肌や髪が「今の私に合うケアに変えてほしい」と
優しく教えてくれているサインなのです。

そんな2月こそ、
乾燥対策を“がんばりすぎず、やさしく続ける美容習慣”に変えていきませんか?

 

 

◆ 1. なぜ2月は肌・髪が乾燥しやすいのか?

原因を知ると、対策が自然に分かります。

・皮脂量・水分量は加齢とともに減っていく
・室内外の気温差によるダメージ
・暖房の風による肌表面の乾燥
・頭皮の乾燥 → 髪のパサつき・うねり・広がりにつながる

乾燥は見た目だけでなく、
かゆみ・赤み・粉吹き・髪のボリューム低下にも影響します。

つまり
2月は「保湿を丁寧にするだけで見た目年齢が大きく変わる時期」でもあるのです。

 

◆ 2. 朝の“肌の保湿ルーティン”は「守る」のがテーマ

冬の朝は、肌に一番刺激を受けやすい時間帯。
寒さ・乾燥・暖房・外気の変化で、うるおいが奪われやすくなります。
だからこそ、朝は「守りのケア」を意識することで1日の乾燥ダメージを大きく防ぐことができます。

① 洗いすぎないことを意識

朝は、皮脂と水分のバランスが整っている状態。
泡洗顔で皮脂を落としすぎると、肌は逆に乾燥を防ごうとして皮脂を過剰分泌してしまいます。
まずはぬるま湯でやさしく流して、それでも気になる部分だけ泡洗顔に切り替えると、乾燥しにくくなります。

② 化粧水→乳液→クリームの重ねる保湿

大切なのは“量”より“順番”。
化粧水をハンドプレスしながらゆっくり入れ込み、乳液でなじませ、最後にクリームでフタをすることで、うるおいが逃げにくくなります。
フェイスラインから首・デコルテにかけて塗り広げると、首元まで明るく見えて印象が変わります。

③ 日焼け止めは冬でも薄く

冬は紫外線が弱いイメージですが、“乾燥を促す原因”でもあります。
薄くのばすだけで肌表面の水分が守られ、化粧崩れも減ります。
粉タイプやジェルタイプを重ねると、マスク生活でも乾きにくくなります。

🌿「朝は、肌を外の刺激から守る時間」と意識するだけでケアの精度が変わります。

 

◆ 3. 夜の“肌の保湿ルーティン”は「足す」のがテーマ

夜は、肌そのものが“回復モード”になる時間。
昼間に受けた乾燥・摩擦・ストレスを、ゆっくり癒すつもりでケアしていきます。

① やさしく落とす

クレンジング時の摩擦は、乾燥の最大の原因。
肌の上をこすらず、“なでる”ようにメイクとなじませます。
お湯で強く乳化させるタイプよりも、ミルクやジェルのやわらかいテクスチャが60代の肌に向いています。

② 化粧水は複数回に分けると浸透しやすい

「たくさんつける=良い」ではなく、
肌が受け取れる量をゆっくり与えるほうがうるおいが続きます。
1回でパッとつけるより、“少量×3〜4回”のほうが翌朝の吸いつき感が全然違います。

③ 美容液とクリームで“ふた”をする

美容液は、乾燥が気になる部分から優先して。
その後のクリームは、手のひらの熱で温めてから塗るとよりなじみます。
目元・口元・小鼻周りだけクリームを重ねると、表情ジワの乾燥もやわらぎます。

④ 週に1〜2回のパックでご褒美

毎日パックをすると肌負担になる場合もありますが、
“乾きやすい冬だけ、定期的にご褒美”という形だと無理なく続きます。
入浴中のパックは毛穴が開いて浸透しやすく、時短にもなっておすすめです。

🌙「夜は、肌を癒し、うるおいを蓄える時間」
朝と夜の“テーマ分け”ができると、美容の効果が受け取りやすくなります。

 

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◆ 4. 髪と頭皮の保湿ルーティンも冬は必須

60代になると、髪が乾燥によって広がりやすかったり、ツヤが失われたりしがちです。
実は、髪よりも**“頭皮の乾燥”をケアするほうが改善につながりやすい**と言われています。

① シャンプーはぬるま湯で優しく

熱いお湯は頭皮の皮脂を奪い、乾燥・かゆみ・フケの原因に。
ぬるめのお湯で頭皮をマッサージするように洗うと血行も良くなります。

② コンディショナーは毛先中心に

頭皮につけすぎると毛穴詰まりの原因になるため、
“耳より下の範囲だけ”を目安にするとちょうど良いバランスになります。

③ タオルドライは“押さえるだけ”

ゴシゴシとこするのはキューティクルが剥がれる大きな原因。
タオルを両手で挟むようにして水分を吸い取るだけでダメージは大幅軽減します。

④ ドライヤー前のヘアオイルは1円玉〜10円玉サイズ

量は「手のひらに広げて透明になったらちょうどいい」が目安。
毛先→中間→表面の順に塗ると重たく見えません。

 

 

⑤ 冷風仕上げでツヤが変わる

最後に冷風をあててキューティクルを閉じると、うるおいが逃げにくく、ツヤが長持ちします。
寝ぐせもつきにくくなるため“時短ケア”にもなります。

さらに余裕があれば
・頭皮用美容液
・ヘアパック(週1〜2回)
を追加すると、ハリ・コシ・ツヤの実感が出やすくなります。

髪のツヤは“見た目年齢”に直結。
冬こそ髪と頭皮にやさしくすることが、若見えの近道です。

 

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◆ 5. 冬は“外側ケア”だけでなく“内側ケア”も味方に

肌と髪は、食事と生活習慣の影響もとても大きいです。

・タンパク質(卵・魚・肉・豆類)
・オメガ3脂肪酸(くるみ・アーモンド・青魚)
・発酵食品(味噌・ヨーグルト・納豆)

特別なメニューにしなくても、
“味噌汁+たんぱく質+ナッツを少量”だけでも効果的です。

さらに、水分補給を忘れないこと。
冷たい水ではなく、常温の水や白湯、ルイボスティーなどがおすすめです。

睡眠も美容の一部。
布団を温めてから眠る・湯たんぽ・お気に入りの香りでリラックスなど、
少しの工夫で肌の回復力が高まります。

 

◆ 6. 美容を“義務”にしないための工夫

美容は“やらなきゃ”になると続きません。
習慣にするポイントは以下です👇

・使いたくなる香りのアイテムを選ぶ
・お気に入りのヘアブラシ・タオルを使う
・テレビを見ながらの“ながら美容”でもOK
・できなかった日があっても気にしない

できるときに、できるだけ。
これで十分です。

60代以降の美容は「楽しむ人」がいちばん綺麗。

 

◆ まとめ

2月の乾燥ピークは、肌も髪もダメージを受けやすい時期。
でも、朝・夜・髪・内側のケアを少し見直すだけで、
見た目も気分も驚くほど変わります。

年齢を重ねた肌と髪は、
丁寧に手をかけた分だけ優しく応えてくれます。

春を迎える頃、鏡を見てふっと笑顔になれるように。
乾燥シーズンの今こそ、自分を大切にする美容習慣を始めてみませんか?

 

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