ここ数年、日本は空前の猫ブームです。
「ネコノミクス」とう言葉も生まれ、その経済効果は年間、2兆円にも及ぶといわれています。
シニア世代の方も、子育ても一段落し猫を飼ってみたいと思っている方も多いのではないでしょうか?

☑猫をかってみたい
☑なにを準備すればいいの
☑いつも出会うノラ猫を連れて帰りたいけど
☑赤ちゃんがいるけど大丈夫かしら

という猫を飼ってみたいけど、迷っているという方に
2匹の猫と13年以上暮らす筆者から
初めて猫を迎える前にこれだけは準備しておきたいこと
をまとめてみました。
猫ってどんな生き物?
猫はとにかくよく寝るから「ねこ」の名前がついたといわれるくらい、日中はほとんど寝て過ごします。
猫は束縛されるのを嫌いますからこちらの思うようにはなかなか動いてくれません。
でも、この自由できままな姿が猫の一番の魅力なんです。
猫は自分が愛されているかどうかが、よくわかります。
愛情をかけてあげるとよくなつき甘え上手です。
わが子のようにたっぷりの愛情をかけ、危険なこと以外なるべく自由にさせてあげましょう。
猫を迎える前に最低限用意したいもの
〇えさ・皿 〇トイレ・ビニール袋 〇ベッド 〇おもちゃ 〇ブラシ・コーム 〇猫草 〇猫用救急用品 〇名前を考えよう 〇危険なものを除去しておく |
餌と餌台
餌は市販のものは主にウェット(缶詰)のものとドライフードがあります。
普段はドライフードを与えますが、時々目先を変えてウェットの餌も与えてあげましょう。
お手製のものもたまにはいいですが、通常は猫の成長に必要な栄養素がバランスよく含まれている市販の餌がおすすめです。
慣れるまでは買いだめはしないようにしましょう。
好き嫌いの激しい猫ちゃんもいますし、赤ちゃん猫成人猫、老猫では餌の種類も変わってきます。
好みに合った餌がきまるまでいくつか試してみましょう。
水は必須です。
水入れとエサ入れふたつの器を用意してあげましょう。
トイレ
猫のトイレのしつけは比較的かんたんです。
まずは騒がしくない落ち着ける場所に砂を入れたトイレを用意してあげましょう。
猫はトイレの前に部屋の中をうろうろしたりしはじめることが多いです。
餌を食べた後などは特に注意して、トイレかなと思ったら慣れるまでは連れて行ってあげましょう。
用を足す間はそっとしておきます。
ちゃんと用を足したら、はじめは褒めてあげましょう。
そしてすぐに排せつ物を片づけます。
猫はキレイ好きです。清潔でないとほかの場所で用を足したりする可能性があります。
こまめにシャベルですくってきれいにしてあげましょう。
そのさい便などがにおわない袋が市販されていますのであれば便利です。
ベッド
猫はお気に入りのところを自分で見つけて気分によって、また季節によって、天候によって好きな場所を選んで寝ます。
遊んでいるか食べているかあとは寝ているかというくらい良く寝ています。
温度差に敏感で寒いときはあたたかい場所を、暑いときは涼しい場所を見つけるのがとても上手です。基本寒がりですので冬は炬燵にもぐっていたりします。
きれば猫ベットのほかに棚の上にクッションを置くなどいくつか寝床を用意してあげましょう。
猫は、段ボールも大好きなので、空き箱をいくつか残しておくと便利です。
箱そのままでも喜びますが、側面を一部切り抜いて出入口を作り中に敷物などを入れてあげるとりっぱなベッドがわりになります。
おもちゃ
猫は人に遊んでもらうのも大好きです。
飛び上がる、飛びつく、ひっかくなど猫本来の遊びを満足させてあげるおもちゃを用意してあげましょう。
また猫にはツメを研ぐという習慣がありますので柱や壁で研いでしまい、部屋のあちこちに傷がついてしまうことも。
それを予防するためにも、爪とぎを用意しておきましょう。
一日中家で過ごす猫は運動不足になりがちです。
猫じゃらしなどのおもちゃで遊んであげることでストレスを軽減したり運動不足を解消することができます。
また遊びは飼い主との距離が縮まる大切な時間です。
毎日時間を見つけて、できれば30分くらいは遊んであげましょう。
名前
猫は名前をつけてあげてよんであげているうちに、自分の名前であることを認識します。
呼んだらしっぽをふったり、走ってきたりするなど反応してくれます。
呼びやすくかわいい名前を考えてあげましょう。
名前や電話番号を記載した首輪を用意しておくと万一脱走した時など役に立ちます。
コーミング
猫のブラッシングは日課です。
猫は自分で毛の手入れをしますが、くしでといてあげるととても喜びます。
スキンシップにもなりますから毎日できれば決まった時間にブラッシングをしてあげましょう。
猫には、腹時計があると聞いたことがありますが 決まった時間に遊んだり、ブラッシングをする習慣を付けておくと、その時間がきたらちゃんとわかっていて呼びに来たり、いつもの場所で待っていたりします。
危険なものを除去しておく
なんにでも興味津々の猫にとってすべてのものが遊び道具になってしまします。
室内の中は安全と思っても猫目線でみると危険がいっぱい。
部屋の中をもう一度点検して危ないものは外しておきましょう。
猫にとって危険なもの
コード 高いところにある割れ物 浴室 キッチン ベランダや窓 |
コード
猫は配線コードやケーブルを噛むことがあります。
漏電の危険性もありますし、電化製品が使えなくなったり、ショートして火花が飛んだりと大変危険です。
まとめる、隠す、カバーをつけるなどしてすっきりさせておきましょう。
噛むクセのある子もいますし、ストレスから噛むこともあるようです。
日ごろから運動させたり遊んであげるなどをしてストレスを軽減させてあげましょう。
高いところにある割れ物
猫は障害物をじょうずに潜り抜けるのが得意ですがやはり棚の上などには落ちたら割れるもの、とがったものなどは置かないほうが無難です。
段差のあるところに飛び上がったり、高いところから見下ろすことも大好きですから棚の上にのれるようにしてあげると運動不足解消にもなります。
浴室
浴室は防災のため、日中も水を張っているお宅も多いですが、猫にとっては転倒などの恐れがありたいへん危険です。
水を抜いていれば大丈夫ですが、それが難しい場合はふたをするか浴室には入れないようにするなどしておくのがおすすめです。
また洗濯機も危険です。
好奇心のかたまりみたいな猫は、人が思いつかないような場所に入り込んだりする可能性があります。
洗濯機に普段から入って遊ばないよう工夫をしましょう。
キッチン
火を使うキッチンは危険がいっぱい。
流しの上くらいの高さには平気で飛び上がってきます。
調理中は特に注意が必要です。
包丁などの置き方や使い方にも注意しましょう。
猫はなんでもなめるのが好きです。
なめたら危ないものは隠しておきましょう。
また人が食べれるものでも、玉ねぎやニンニクなど猫にとっては危険な食材もありますので注意が必要です。
たとえば、人にとっては時に薬になるアロエも、猫には危険ですのでベランダに出すなど猫のいる場所からは除いておきましょう。
ベランダや窓
猫は外の世界にも興味津々です。
戸のちょっとした隙間を見つけてするりと外に脱走してしまいます。
室内外の猫が、ときおり窓からじっと外を見つめていることがあります。
かわいそうかなと思うこともあるかもしれませんが外に出てしまうと車なども危険ですし、探すのが困難になってしまう場合もあります。
またダニや伝染病の心配も出てきます。
家の中で、元気に遊べるよういろいろ工夫をしてあげましょう。
赤ちゃん猫を迎える場合
赤ちゃん猫ははじめはミルクをのみます。
ミルクや赤ちゃんの年齢に合った餌が市販されていますので用意してあげましょう。
お乳を飲んだら寝てますから静かに寝られる場所を確保してあげましょう。
猫と幸せに暮らすには
人は、猫などの動物に直接ふれることでストレスが軽減されるということがわかっています。
日常生活の中で不安になった時、憂鬱なとき、怒りたくなたったとき、愛らしい猫に、どれだけ癒されることでしょう。
しかしながらひとつの命飼い始めると「やっぱやーめた」なんてことはできません。
一生ともにする覚悟がないうちは飼うことはおすすめしません。
猫が頼れるのは飼い主さんだけ、帰宅時間がいつもより遅くなったときなどは玄関で待っています。
また猫は犬のように連れ歩くことがなかなかできません。
旅行や仕事で家を、昼も夜も空けることが多いという人は残念ながら難しいかもしれません。
なかにはマンションなど飼いたくて飼えない人もいることでしょう。
猫と触れ合える猫カフェなどに遊びにいくのもおすすめです。

あなたとかわいい猫との新たな出会いが
お互いに幸せでありますように。
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