猫を長く飼っていると、どうしても家をあけなければならないこともでてきます。
猫は犬のように散歩に連れだしたり旅行したりするのには向いていません。
留守番させるのがかわいそうだと連れて出かけるよりはいつもの生活空間で過ごさせるほうが落ち着きます
猫は慣れた場所で自由に暮らすのが好きですから1晩くらいならお留守番のほうがストレスがかからないかもしれません。
ここでは猫と暮らして18年の著者が「猫の留守番」や「猫とのお出かけ」で気をつけたいことをまとめてみました。
猫のお留守番
猫のお留守番で用意しておきいもの
①水 |
②キャットフード |
③トイレ |
④室温 |
⑤安全の確保 |
⑥留守番モニター |
①水
猫には水は必須です。
きれいな水をたっぷり用意してあげましょう。
あやまってぶちまけたりしないように、1日留守をする場合は自動で給水するタイプのボトルを用意してあげると安心です。
②キャットフード
猫の餌にはウェットタイプのものとドライタイプのものがありますがウェットタイプのものは、傷みやすいのでお留守番には向きません。
ドライフードを用意しましょう。
しかしながらドライフードも放置したら、香りが逃げ風味が落ちますので、器に大量にまとめて入れておくのはあまりおすすめしません。
できれば時間が来たら自動的に補充される給餌器があればベストです。
③トイレ
猫は清潔好きなので、トイレが汚いのをきらいます。
汚れたままにしておくと、ほかの場所でしてしまうクセがついてしまうかもしれません。
そうなったら元に戻すのが大変です。
自動で汚物を処理する装置もありますので検討してみるのがよいかも知れません。
④室温
春や秋は特別気にすることはありませんが、冬や夏は注意が必要です。
夏は締め切った部屋の室内は大変危険です。
とはいえ戸を開けておくと不用心ですし、猫が脱出してしまうかもしれません。
夏はクーラーを入れ室温を保ちましょう。
また冬は、暖かいところが大好きな猫には暖を取る場所が必要です。
ペット用のさまざまなヒーターなどが市販されていますので安全性の高いものを選んであげましょう。
⑤安全の確保
なにかあってもすぐに対応できないので、出かける前には、戸締りや、火の元、割れ物など危険なものはないか十分確かめましょう。
猫は窓や戸をあけることを学習して突然開けれるようになったりします。
外は危険がいっぱいですし、迷子になったら探すのが困難になってしまします。
とくにベランダなどにも気を配りましょう。
⑥留守番モニター
これは必須ではありませんが猫がよく過ごす場所に留守番モニターを設置しておくと、外出先から様子が見られて安心です。
スマホなどからいつでも自由に確認でき防犯にもつながります。
日中仕事などで留守になりがちな場合など、設置しておくと便利です。
追跡型や、声を聴かせられるタイプもありますので猫ちゃんが聞きなれた声をモニター越しに聞くとペットも安心するでしょう。
ネコとのお出かけ
それでも検診などで家どうしても連れて行かなければならないときがありますね。
その場合は、猫ができるだけ落ち着いて過ごせるよう入念な準備と細心の注意をしてあげましょう。
お出かけ時に気をつけたいこと
①キャリーバッグを用意 |
②食事と排便 |
①キャリーバッグ
猫のおでかけにキャリーバッグは必須です。
ドアの開け閉めの時に脱走することも防げますし動物病院などの待合室では、キャリーバッグに入れておくのがマナーです。
不安がるようなら声をかけるなどして安心させてあげましょう。
②食事と排便
でかける日は出発の7時間くらい前くらいまでには食事を与え排便も済ませておきましょう。
そのほか
排便や車酔いでもどしたりすることも考えられますのでビニール袋やタオル、ウェットティッシュなどがあると便利です。
2日以上家を空ける場合
猫は十分な餌や水を用意した場合2晩くらいは留守番ができるといわれますがやはり心配ですね。
その場合は知人にお願いするかペットホテルに預けることも考えてみましょう。
①知人や別世帯の家族に預ける、もしくは来てもらう
別世帯に住む家族や、信頼のおける知人などに預ける方法もあります。
その場合、預けに行くよりも、カギを預けて時々様子を見に来てもらうことができる相手であればお願いしてみましょう。
そちらのほうが慣れた空間で留守番を続けられるので猫にとってもベストです。
その際は最低限、餌の確保と水の補給、トイレの掃除などをお願いできるとと安心です。
②ペットホテルに預ける
預ける人もいないというときはペットホテルに預けるという選択肢もあります。
ペットホテルはたくさんありますが急に預けるとなるといろいろと不安です。
日頃から近くにどんなペットホテルがあるか、どんなサービスを受けられるか、費用はいくらかなどリサーチしておくといざというとき安心です。
自分の猫ちゃんに合いそうなところがあれば電話番号なども控えておきましょう。
また、薬をのませないといけないとか、健康に不安のある猫ちゃんは、かかりつけの動物病院にあずけると万一具合が悪くなっても安心できます。
ペットホテルを利用するときのポイント
ペットホテルごとにサービスの内容が異なりますので
ペットホテルを選ぶとのポイントは
☑夜間にもスタッフが見てくれるか ☑慣れたエサを持参してもだいじょうぶか ☑ほかの動物との空間はしっかりくぎられているか ☑ゲージの中だけでなく遊べるスペースがあるか |
など自分の猫ができるだけリラックスできる環境でストレスなく過ごせるか確認しておきましょう。
ペットホテルの料金の相場は?
ペットホテルの料金の相場はサービスや立地条件などでも異なりますがおおむね1泊2500から5000円前後です。
ペットホテルに預かってもらう際は、ほかの動物たちもいますから1年以内のワクチンの接種は基本です。
ワクチン接種とノミ、ダニの予防は必ず済ませておきましょう。
またそれらの証明書を掲示できるように持参しておきましょう。

いくら心配でも長い間ゲージに入れてのおでかけはおすすめできません。
できるだけいつもと変わらず自由に快適に過ごせるよう気を配ってあげましょう。
そして帰宅したら留守番をねぎらい、おかしなところはないかしばらくは気を付けて観察してあげましょう。
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