60代女性のご近所付き合い:角を立てずにスマートに断る方法2

夫婦や人間関係
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60歳を過ぎると、ご近所との関係もより大切になってきます。近所の人と仲良くしていると、何かあったときに助け合えたり、安心して暮らせたりするメリットがありますよね。
しかし、その一方で「少し距離を置きたい」「断りたいけど角が立ちそうで言えない…」と悩むことも増えてくるかもしれません。特に近所の人との関係は、気まずくなると生活にも影響が出るので、慎重に対応したいところです。
今回は、相手を傷つけずに上手にお断りする方法 を、具体的なシチュエーションごとにご紹介します。

プライベートのLINE IDを教えたくないとき

近所の人に「LINEを交換しましょう」と言われたとき、気軽に教えてしまうと、毎日のようにメッセージが届いたり、既読スルーしづらくなったりして負担に感じることもあります。

できれば最初からLINEを教えずに済ませたいですよね。そんなときは、やんわりと理由をつけて断るのがポイント です。

スマートな断りフレーズ

⚫︎ 「LINEは家族としかやっていなくて…ごめんなさいね」(限定的に使っていることを伝える)
⚫︎ 「最近あまりLINEを使ってなくて…すぐに返せないので」(LINEをやっていない雰囲気を出す)
⚫︎ 「スマホが苦手で、最低限しか使わないようにしてるんです」(シンプルに理由を伝える)
「メールなら大丈夫です」と別の方法を提示してしまうと、それでも連絡を取ろうとしてくる人もいるため、「普段あまり使わない」という理由で断るのがベスト です。

また、「今までどおりお会いしたときにお話できたら嬉しいです」 と伝えると、LINEがなくても交流が続くことをアピールでき、角が立ちにくくなります。

 

好みがあるので貰い物をお断りしたいとき

ご近所付き合いでよくあるのが、おすそ分けをもらう機会。親切でくださるのはありがたいものの、「正直、あまり好きではないもの」「もらっても処理に困るもの」だと、ありがた迷惑になってしまうこともありますよね。

でも、「いらないです」とはっきり断ると角が立ってしまうので、やんわりと断るのがポイントです。

スマートな断りフレーズ

⚫︎ 「実は好き嫌いが多くて…せっかくいただいても食べられないことが多いんです」(申し訳なさを出す)
⚫︎ 「うちも今ちょうどたくさんあって、もったいないのでお気持ちだけいただきますね」(家に余っていることを理由にする)
⚫︎ 「最近食事を変えているので、いただきものを控えるようにしているんです」(健康を理由にすると相手も納得しやすい)
特に、食べ物や手作りのものは断りづらいものですが、「お気持ちだけいただきますね」と伝えると、相手の親切を否定せずに済みます。

また、「せっかくなので、ほかに喜んでくれる方に差し上げてくださいね」と付け加えると、相手も「じゃあ、ほかの人にあげよう」と思ってくれることが多いです。

 

玄関での立ち話が長くて帰ってほしいとき

ちょっとした挨拶のつもりが、「つい話し込んでしまって長時間…」「帰ってほしいけど、話を終わらせるタイミングがつかめない…」と困ることもありますよね。

そんなときは、自然に話を終わらせる流れを作ることがポイント です。

自然に話を終わらせるフレーズ

⚫︎ 「そろそろ出かける時間なので…」(予定があることをアピール)
⚫︎ 「今日は少し体調が優れないので、また今度ゆっくりお話ししましょう」(体調を理由にする)
⚫︎ 「家の中でやらなきゃいけないことがあるので、またね!」(片付けや食事の準備を理由に)
こういった言葉を使うと、相手も「それなら仕方ない」と納得しやすくなります。

また、言葉だけでなく、行動でも「話を終わらせたい雰囲気」を出すことが大事 です。

さりげなく帰ってもらうための行動

⚫︎ 玄関のドアを少し閉めながら話す(「そろそろ」の雰囲気を作る)
⚫︎ 「またね!」と言いながら体の向きを変える(話を終える流れを作る)
⚫︎ 軽く手を振りながら、玄関の方へ移動する(相手も帰るタイミングを察しやすい)
言葉だけでは帰る気配がない場合でも、行動を加えることで、相手が「そろそろ終わりかな?」と察してくれることが多いです。

 

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噂話に加わりたくないときの断り方

ご近所付き合いでよくあるのが、誰かの噂話。ちょっとした世間話のつもりが、「あの人はこうらしいよ」「〇〇さんの家、大変みたいね」と、気づけば他人のプライベートに関する話に…。
しかし、一度噂話に加わると「○○さんも言ってたよ」と自分の名前を出されてしまうリスクがある ため、なるべく関わらないのが賢明です。
でも、「噂話が苦手だからやめてほしい」とストレートに言うと、逆に悪口の対象になってしまう可能性もあります。さりげなく話をそらしたり、興味がない雰囲気を出すのがポイント です。

うまく噂話を避けるフレーズ

⚫︎ 「私はあまりそういう話に詳しくなくて…」(興味がないことを伝える)
⚫︎ 「そうなんですね。でも、私はよく知らないので…」(中立の立場をアピール)
⚫︎ 「そういう話って、結局どこまで本当かわからないですよね」(話の流れを変える)
特に、「どこまで本当かわからないですよね」と言うと、「この人は噂話を広げたくないんだな」と相手が察することが多いです。

話題を変える方法

また、話を別の方向に持っていく のも有効です。

⚫︎ 「ところで〇〇さん、最近お庭のお花きれいですね!」(ポジティブな話題に変える)
⚫︎ 「そういえば、この前言ってた旅行、どうでした?」(相手が話したいことに誘導する)
⚫︎ 「へぇ〜、そうなんですか。それより…」と話を切り替える
噂話を広げる人は、話のネタを求めていることが多いため、自然と別の話に移行すると、それ以上深掘りされることなく終わることが多い です。

 

お節介さんから逃げたいときの断り方

ご近所には、「困ってもいないのに、あれこれ世話を焼いてくる人」がいることもあります。

例えば、

「これ使ってみたら?」と不要なものを押し付けてくる
「こうしたほうがいいわよ!」と生活スタイルに口を出してくる
「うちの子が〇〇できるから、手伝わせるわよ!」と強引に世話を焼こうとする
相手は親切心からやっていることが多いので、強く拒絶すると関係が悪化する可能性があります。 そのため、感謝の気持ちを伝えつつ、やんわりと断るのがポイント です。

 角を立てずに距離を取るフレーズ

⚫︎ 「いつも気にかけてくださってありがとうございます。でも、大丈夫です!」(感謝しつつ、きっぱり断る
⚫︎ 「今のところ自分でやってみようと思うので、困ったらまた相談しますね!」(頼るときはこちらから声をかけると伝える)
⚫︎ 「最近は、自分でできることを増やすのが目標で…」(挑戦中であることを理由にする)
また、頻繁に家に来て世話を焼こうとする人には、「最近、家のことでバタバタしていて…また落ち着いたらお話ししましょう」 と言うと、訪問を控えてもらいやすくなります。

さらに、しつこい場合は「お願いするときは、こちらから声をかけるので大丈夫です!」としっかり伝えましょう。

 

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近所の人とは長い付き合いになるため、関係を壊さないようにしながら、無理なく断る方法を身につけることが大切 です。
これからも、心地よい距離感で、ご近所の方と気持ちよく付き合っていきましょう。

 

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