なんだかだるい…60代の“あるある不調”に効いた私の習慣

食事と健康
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60歳を過ぎてから、身体の変化に「あれ?前はこんなことなかったのに…」と思う瞬間が増えてきました。
病院に行くほどではないけれど、どこかスッキリしない。
寝ても疲れが取れない。やる気が湧かない。突然イライラしたり、不安になったり。

これがいわゆる「なんとなく不調」。

更年期がひと段落してホッとしたのも束の間、60代には60代なりの体と心の変化が訪れます。
でも、これらの不調とうまく付き合っていくコツを知れば、日々をもっと軽やかに過ごすことができます。

今回は、私自身の体験も交えながら、60歳からの「なんとなく不調」との向き合い方をご紹介します。

「不調」は特別なことではない

まず最初にお伝えしたいのは、60代の体調の変化は自然なことだということ。

年齢を重ねると、ホルモンバランスの変化、筋肉量の低下、代謝の衰えなどが重なって、若い頃とは違う体になります。

不眠、めまい、だるさ、気分の浮き沈み、関節の痛み…。
どれも“病気”ではないけれど、放っておくと心までしんどくなってしまう。
それが「なんとなく不調」の怖いところです。

大切なのは、「年のせい」とあきらめないこと。
そして、自分の体と心の声にちゃんと耳を傾けてあげることです。

私の“なんとなく不調”体験談

私がこの“なんとなく不調”に初めて向き合ったのは、62歳の頃。
朝起きても頭がぼんやり。なんとなくイライラ。肩が重い。理由もなく不安…。

「今日は何も予定がないのに、なぜかしんどい」
そんな日が続くと、「こんな自分じゃダメだ」と余計に落ち込んでしまうこともありました。

でもあるとき、「自分を責めるより、まずは労わってみよう」と思い直したのです。
そこから私の“ゆるやかなセルフケア生活”が始まりました。

 

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60歳からの「不調と上手につきあう」5つの習慣

私が実践している、“なんとなく不調”との付き合い方をご紹介します。
どれも特別な道具や知識は要りません。毎日の暮らしの中で、少しずつできることばかりです。

1. 朝いちばんに白湯を飲む

朝起きたら、まず一杯の白湯。
体がゆっくり目覚め、内臓があたたまり、気持ちもリセットされる感覚があります。

白湯には、代謝を促す・血流をよくする・便通を整えるなどの効果があり、不調予防にぴったりです。
ゆっくり飲むことで「自分を整えるスイッチ」が入る気がします。

 

2. 天気に合わせて予定を変える

以前は「今日やると決めたことはやらなきゃ」と、体調を無視して動いていました。
でも60代になってからは、その日の気候や体調に合わせて、予定をゆるく変更することにしました。

曇りや雨の日は無理に外出せず、おうち時間を楽しむ。
晴れた日には散歩や日光浴をしてリズムを整える。

「ちゃんとやる」より、「無理をしない」が今の私には合っているようです。

 

3. 3分でも体を動かす

体がだるいときほど、軽いストレッチやラジオ体操をすると気分がすっきりします。
ポイントは**「短くていいから毎日やる」**こと。

・肩を回す
・背中を伸ばす
・足をバタバタさせる

それだけでも、滞っていた血流が動き出すのがわかります。
体がほぐれると、気持ちまで前向きになるのが不思議です。

 

4. 「好きな香り」を生活に取り入れる

不調には、身体だけでなく心のケアも欠かせません。

私の場合は、**好きなアロマ(ラベンダーや柚子の香り)**を使うことで、気持ちがふわっとゆるむ瞬間を作っています。
お風呂に垂らしたり、ティッシュに一滴含ませて枕元に置いたりするだけでもOK。

香りはダイレクトに脳に働きかけてくれるので、不安感やイライラにも効果的です。

 

5. 不調を「メモ」しておく

その日の体調をちょっとだけ記録する習慣もおすすめです。
「今日は頭が重い」「昨日より眠れた」など、短くても構いません。

続けていると、自分の不調のリズムや原因が見えてくるようになります。

私は、「雨の日の前はだるくなりやすい」「冷えた日の夜は眠れない」などの傾向がわかってきて、対策も立てやすくなりました。

 

不調と仲良く暮らす、という考え方

60歳を過ぎると、若い頃のような「絶好調」はなかなか訪れません。
でも、そのかわり「今日もまあまあ元気」「昨日より少しいいかも」といった小さな“快”を重ねていく暮らしも悪くないなと思います。

大切なのは、「不調=ダメなこと」ではないと受け入れること。

「ちょっと疲れてるな」「今日は静かに過ごそうかな」と、
自分の中にある小さなサインに気づいて、優しく寄り添う。

そうやって不調とうまく付き合えるようになると、60代の毎日がぐっとラクになります。

 

最後に:自分のいちばんの味方は自分

人は年齢を重ねるほど、「ちゃんとしなきゃ」「頑張らなきゃ」と無意識に思ってしまいがちです。
でも本当は、誰よりも自分自身が、自分にやさしくしてあげるべき存在です。

不調の日があってもいい。
やる気が出ない日があってもいい。
それでも、今日を静かに、やさしく過ごせば、それでいい。

60歳からの体と心を大切に、無理なく、心地よく。
これからも「わたしらしく」日々を整えていきましょう。

 

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