ここ数年、夏が年々長くなっていると感じませんか?
昔なら「お盆を過ぎれば涼しくなる」と思えたのに、今は9月に入っても残暑が厳しく、体も心も疲れやすくなっています。
特に60代以降になると、暑さが体に堪えるだけでなく、「夏の疲れが秋まで尾を引く」ことも珍しくありません。けれども、ただ「暑さに耐える」だけでは消耗する一方です。大切なのは これまでの固定観念を少し緩め、柔軟に考えること。
この記事では、私自身の体験も交えながら「長い夏を乗り切る工夫や新しい考え方」をご紹介します。
1. 「我慢する夏」から「整える夏」へ
子どもの頃や若い頃は「夏は汗をかいて当たり前」と我慢で乗り切ってきた方も多いでしょう。ところが気温は当時より上昇し、熱中症リスクも高まっています。
昔ながらのやり方にこだわらず、今は「エアコンを使うのは当たり前」「涼しく過ごすのは工夫のひとつ」と考え方を変えることが大切です。
昼間は無理をせず、冷房や扇風機をうまく使う
就寝時はタイマーではなく、一晩中つけて温度を一定に保つ
外出は朝夕にシフトし、日中は体を休める
「無理をしない暮らし方」が、体調を守る第一歩になります。
2. 「体を冷やす工夫」を暮らしに組み込む
夏を快適に過ごすには、体の熱をため込まない工夫が欠かせません。
冷たいタオルを首に巻く …頸動脈を冷やすと体全体が涼しくなる
保冷剤を小さな袋に入れて持ち歩く …外出時に安心
打ち水や観葉植物 …部屋の湿度や温度を下げ、気持ちも和む
また、食生活でも体を自然にクールダウンさせる食材を取り入れましょう。
きゅうり、なす、ゴーヤ、スイカなど夏野菜は「体を冷ます働き」があります。冷たい飲み物ばかりでは胃腸が弱りますが、こうした食材を工夫すればバランスよく涼しさを取り入れられます。
3. 「夏の疲れをためない」食べ方
暑さで食欲が落ちると「そうめんだけで済ませる」日が続きがちです。ですが栄養不足はさらに疲れを悪化させます。
私が取り入れた工夫は——
そうめんにオクラや納豆をトッピング
冷ややっこ+しらす+生姜でたんぱく質を補う
朝は果物とヨーグルトでさっぱり栄養チャージ
「重いものを無理に食べる」必要はなく、軽くても栄養のあるものを足す発想が、体を元気に保ちます。
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4. 「昼寝」をポジティブに取り入れる
以前は「昼寝=だらけている」と思っていました。でも夏は、昼の暑さで体力を消耗するので、短い昼寝はむしろ必要な休息だと感じます。
15〜20分のうたた寝で脳も体もスッキリ。夕方以降の行動も軽やかになります。
無理に活動を続けてバテるより、「昼寝も夏の過ごし方のひとつ」と考える方が前向きです。
5. 「外に出る」ことを工夫する
夏はどうしても外出を控えがちですが、家にこもってばかりでは気持ちまで塞ぎがち。そこで私は「外出の仕方を工夫する」ことにしました。
朝7時までに散歩を済ませる
涼しい時間帯にスーパーや図書館へ出かける
公園の木陰で短時間だけ自然を感じる
「長時間出歩けない」ことを嘆くのではなく、「短い外出でも十分気分転換になる」と考えることで心が軽くなりました。
6. 「心を整える」夏の習慣
夏は暑さでイライラしたり、不安が増したりと、心も疲れやすい季節です。そんな時に効果を感じたのが「ちょっとした心の習慣」。
朝起きて空を見上げて深呼吸
夜、感謝したいことを3つノートに書く
音楽やアロマで気持ちを切り替える
特に「小さな感謝を書き出す」ことは、暑さの中でも心を落ち着けてくれました。
7. 「今までと違うやり方を受け入れる」
夏を快適に過ごすには、昔の常識にとらわれず、新しい工夫を柔軟に受け入れることが大切です。
エアコンを一晩中つけるのは贅沢ではなく健康管理
冷感グッズや便利家電を活用するのは怠けではなく工夫
お昼寝や時短料理は「ずるい」のではなく体を守る方法
「昔はこうだったから」と比べるのではなく、「今の自分に合う方法」を見つける。それが長い夏を乗り切る秘訣だと感じます。
まとめ
年々長く感じる夏。暑さに耐えるだけでは心身が消耗してしまいます。
だからこそ、今までのやり方にこだわらず、柔軟に考え方や習慣を取り入れることが大切です。
我慢より「整える夏」へ
体を冷やす工夫を暮らしに取り入れる
軽くても栄養のある食べ方で疲れを防ぐ
昼寝を上手に取り入れる
外出の仕方を変えて気分転換
心を整える小さな習慣
新しい工夫を受け入れる柔軟さ
この夏、ぜひ「今までと違う視点」を試してみませんか?
小さな工夫が積み重なれば、長い夏も穏やかに、そして心地よく過ごせるはずです。
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