年末年始は、1年を振り返り、次の年に向けて心を整える大切な時期です。若い頃は「来年こそは頑張ろう!」と意気込んでも、数週間で三日坊主になってしまった…という経験がある方も多いのではないでしょうか。しかし、60歳を過ぎてからの新しい年は、「大きな目標に挑む」というよりも、 毎日の習慣を見直すこと が、暮らしを快適にし、健康や心の安定につながります。
ここでは、新しい年を気持ちよく迎えるために「やめたい習慣」と「始めたい習慣」を紹介します。無理なく実行できるものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ「習慣の見直し」が大切なのか
人の生活は習慣の積み重ねでできています。朝の起き方、食事の仕方、人との関わり方――こうした小さな行動が長い年月をかけて人生を形づくります。
60歳以降は体の変化や生活環境の変化もあり、若い頃の習慣が合わなくなっていることも多いものです。例えば夜更かしは若い頃は平気でも、今では翌日の体調に大きく影響しますし、人と比べる習慣は心の疲れにつながります。
年末年始という節目は、そうした「無意識の習慣」を見直す絶好のタイミングです。
やめたい習慣
夜更かしや不規則な生活
60代になると体内時計の調整機能が弱まり、夜更かしや寝る時間が不規則だと、翌日のだるさや不眠につながりやすくなります。特に深夜までテレビやスマホを見続ける習慣は、ブルーライトの影響で眠りの質を下げてしまいます。
改善法:寝る1時間前にはテレビやスマホを切り上げ、照明を少し暗めにする「眠る準備」を整えましょう。寝る時間を固定すると、自然に体がリズムを覚え、翌朝の目覚めもすっきりします。
メリット:熟睡感が得られ、日中の疲れや集中力低下を防げます。
無理な節約や我慢
年金生活や物価高で「節約しなければ」と思うのは自然なことですが、食費や交際費を極端に削りすぎると、心身に悪影響を及ぼします。栄養が偏り、気持ちまで暗くなってしまうのです。
改善法:節約は「我慢」ではなく「工夫」と考えましょう。例えば、まとめ買いした野菜を冷凍保存する、外食を減らして自炊を増やす代わりに、時々は好きなスイーツを買うなど「使う・抑える」を分けるのがコツ。
メリット:お金を守りながらも心の豊かさを失わず、暮らしに安心感が生まれます。
人と比べて落ち込む癖
「同級生は旅行に行っているのに」「あの人は孫に囲まれて幸せそう」…そんなふうに比べてしまうことはありませんか?比較はモチベーションになることもありますが、多くの場合「自分はダメだ」と感じる原因になります。
改善法:比べる対象を他人から「過去の自分」に切り替えること。昨日より10分長く歩けた、去年より花を育てるのが上手になった――小さな進歩に気づくと、自分の人生に自信が持てます。
メリット:心が軽くなり、人と会うときにも前向きな気持ちで過ごせます。
つい食べすぎ・飲みすぎ
冬はご馳走やお酒の機会が増える時期です。気づかないうちに摂取カロリーが増え、体重増加や血糖値の上昇、胃腸の不調を招くこともあります。
改善法:最初に野菜や汁物を食べ、満腹感を先に得る工夫を。お酒は「水やお茶を合間に飲む」ことで量を自然に減らせます。小皿に分けて盛るのも食べすぎ防止に効果的です。
メリット:健康を守りながら、食べる楽しみもしっかり味わえます。
「また今度」と先延ばしにすること
「掃除はまた今度」「健康診断は来年でいいか」…そんな小さな先延ばしが積み重なると、結局は大きな負担になり、後悔につながります。
改善法:「5分だけやる」と決めること。片付けも5分、体操も5分なら取りかかりやすく、やり始めれば不思議と続けられます。やることをメモに書き出すのも有効です。
メリット:行動が少しずつ前に進み、生活の滞りが減って気持ちが軽くなります。
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始めたい習慣
早寝早起きのリズムを整える
体の自然なリズムに合わせた生活は、健康維持に欠かせません。朝に太陽の光を浴びると、体内時計が整い、夜の眠りが深くなります。
実践法:寝る時間を23時前後に固定し、朝は7時前に起きて朝日を浴びる。朝の10分散歩を取り入れると、血流も改善し一日が快適に。
メリット:体調が安定し、気分の落ち込みも少なくなります。
軽い運動やストレッチを日課にする
60代以降は筋肉量が減少するため、軽い運動を習慣にすることが健康寿命を延ばすカギになります。
実践法:朝起きたら肩を回す、テレビを見ながら足踏み、夕方に近所を10分散歩。無理に長時間やる必要はありません。
メリット:体が温まり血流が改善、冷えの防止や転倒リスクの軽減にもつながります。
“ありがとう”を口に出す習慣
感謝は人間関係を円滑にする魔法の言葉です。実際に口にすると、自分の心も温かくなります。
実践法:家族に「ありがとう」と声をかける、買い物先でお店の人に伝えるなど、日常の小さな場面で言葉にすることを意識する。
メリット:孤独感が減り、人とのつながりが深まり、心の安定につながります。
週に1度のプチ片付け・断捨離
「片付けは大仕事」という思い込みをなくすと、習慣化しやすくなります。
実践法:毎週日曜日に引き出し1つだけ整理する、不要な書類を10枚だけ処分するなど、小さく区切ること。
メリット:物が減ると探し物がなくなり、暮らしに余裕が生まれる。気持ちのリフレッシュ効果も大きいです。
自分のために小さな楽しみをつくる
人生を豊かにするのは「大きな出来事」だけではありません。毎日の小さな楽しみが心を支えます。
実践法:お気に入りのお茶をゆっくり飲む、庭やベランダに花を飾る、新しい本を少しずつ読むなど、自分が心地よいと思う時間を意識的に作る。
メリット:日常に彩りが生まれ、「今日は良い一日だった」と感じられる回数が増えます。
習慣を続けるコツ
新しい習慣を定着させるためには工夫が必要です。
小さなことから始める:大きな目標は挫折しやすいので、まずは1日5分からでもOK。
やめることと始めることをセットにする:夜更かしをやめたら朝の散歩を始める、といった組み合わせで無理なく切り替えられます。
書き出して見える化する:やめたい習慣・始めたい習慣をノートに書くと意識が高まります。
成功したら自分をほめる:小さな達成感が次の行動のエネルギーになります。

新しい年は「何をやめるか」「何を始めるか」を意識するだけで、毎日の充実度が大きく変わります。
夜更かしや我慢、人と比べる習慣をやめる
早寝早起き、感謝、運動、片付け、自分の楽しみを始める
習慣の切り替えは大きな目標よりも小さな一歩から
60歳からの暮らしは「もっと自由に、自分のペースで生きる」ための時間です。新しい年のスタートに、自分の生活を見直してみませんか?
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