冬になると、寒さ対策が中心になり、「おしゃれを楽しむ余裕がなくなる」と感じることはありませんか?
分厚いニットや重たいコートを着こむうちに、なんだか全体がもたついて見える…。
そんなお悩みは、**“重ね着の工夫”**で解決できます。
年齢を重ねた今だからこそ、「軽くて暖かい」「上品で動きやすい」冬ファッションを楽しみましょう。
今回は、体を冷やさずにおしゃれをキープする、60代からの“重ね着のコツ”をご紹介します。
冬のおしゃれを楽しむために知っておきたい“重ね着の基本”
重ね着というと、「たくさん着る」「もこもこする」というイメージを持つ方も多いでしょう。
でも本当に大切なのは、“枚数”より“バランス”。
上手な重ね着は、「薄くて暖かい素材」をうまく組み合わせることから始まります。
ポイントは3層構造を意識すること。
インナー(保温):ヒートテックやシルク素材など、薄くてあたたかい下着
ミドル(断熱):カーディガンやベスト、ウールニットなど空気を含ませる層
アウター(防風):ウールコートやダウンなど、冷たい風を防ぐ層
この3層を意識すれば、厚着をしなくても十分な暖かさが得られます。
🧣ワンポイント
全体の色を3色以内にまとめると、ぐっと上品でまとまりのある印象に。
また、「短い丈×長い丈」を組み合わせると、体型カバーにも効果的です。
インナー選びで“軽くて暖かい”を叶える
重ね着のベースになるのがインナーです。
直接肌に触れる部分だからこそ、素材と着心地にこだわりたいもの。
ヒートテックのような発熱素材も便利ですが、肌が乾燥しやすい人はシルクやコットン素材もおすすめ。
吸湿性が高く、汗をかいてもムレにくいので、1日中快適に過ごせます。
また、冷えやすい人は“首・手首・足首”の「三首」を意識して温めましょう。
タートルネックやアームウォーマー、厚手のソックスなどで、見えない部分をしっかり防寒。

👚おすすめの重ね方
シルクインナー+薄手ニット+ロングカーディガン
レギンス+ロングスカートの重ね技
首元にスカーフを巻いて顔まわりを明るく
見えない部分で暖かさを仕込むと、全体のシルエットがすっきりして見えます。
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ミドル層で“おしゃれ見せ”と“体温キープ”を両立
中間層となる「ミドル」では、見た目の印象を左右するファッションの“見せ場”です。
厚手のニットを1枚着るよりも、薄手のニット+ベストなど、空気を含む重ね方が軽やかで動きやすくなります。
🧥おすすめの組み合わせ
シャツ+ニットベスト:知的で大人っぽい印象に
タートル+ワンピース:上品で女性らしいシルエットに
薄手ニット+ロングカーディガン:お出かけにも普段にも使える万能コーデ
色味はグレー、ベージュ、ブラウンなどのニュアンスカラーを中心にまとめると、優しく落ち着いた印象になります。
首元にストールやスヌードを加えると、顔まわりが明るくなり華やかさもプラス。
アウターで“軽やか×防寒”を実現
冬ファッションの主役はアウター。
重く見えないシルエットを選ぶと、全体の印象がぐっと若々しくなります。
ロングコートは縦のラインを強調してスタイルアップ効果が抜群。
一方、ショート丈コートやジャケットは、パンツスタイルとの相性が◎です。
🧤コーディネート例:
ウールのロングコート+細身パンツで上品に
ダウン+マフラーでカジュアルに軽やかに
ベルト付きコートでウエストマークし、スタイルよく見せる
ダウンを選ぶ場合は、光沢を抑えたマット素材のものを。
派手すぎず、上質感を演出できます。
小物と色使いで“年齢を感じさせない冬コーデ”に
重ね着ファッションの仕上げは、小物と色使いです。
暗い色が多くなりがちな冬こそ、小物でアクセントをつけると全体が明るくなります。
🧣ポイントカラーの使い方:
グレーや黒のコートに、赤・キャメル・マスタードのストールをプラス
手袋や帽子、バッグを同系色でまとめて統一感を出す
白やアイボリーのマフラーで顔色を明るく見せる
靴は、軽くて滑りにくいブーツを選ぶと安心。
スニーカータイプの防寒シューズも、街歩きにぴったりです。

あたたかく、おしゃれに、自分らしく
冬のファッションは、「防寒」と「おしゃれ」をどう両立させるかがポイントです。
重ね着の工夫次第で、見た目も気分もぐっと変わります。
60代からは、「軽やかで動きやすく」「自分らしさを感じられる服」を選ぶことが何より大切。
お気に入りの一枚を重ねるたびに、心まであたたかくなっていくはずです。
寒い季節こそ、おしゃれを通して心を明るく。
今年の冬は、重ね着で“あたたかさとセンス”を楽しむ自分時間を過ごしてみませんか?
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