毎年、年末が近づくと「そろそろ大掃除しなきゃ」と気持ちは焦るのに、
寒さや忙しさでなかなか思うように進まないこと、ありませんか?
私も長年、同じような繰り返しをしてきました。
お風呂のカビ取りで手が荒れたり、寒い窓辺で凍えながら拭き掃除をしたり…。
やっと終えた頃には、体も心もくたくた。
「もう少し早く始めればよかった」と思うのです。
そこで今年は、11月中に大掃除を前倒しで終わらせる計画を立てました。
少しずつ進めていけば、体にも優しく、気持ちにもゆとりが生まれます。
12月を「キープする月」として、穏やかに迎えられるのが理想です。
“年末大掃除”を11月にずらすメリット
60代になると、寒さや疲労が体にこたえやすくなります。
特に水まわりや窓掃除など、冷たい場所での作業は年々つらく感じるもの。
だからこそ、気温が安定している11月のうちに済ませてしまうのがポイントです。
日中は暖かく、窓を開けても寒くない季節。
お風呂の湿気も抜けやすく、カビ予防にも最適です。
さらに、11月に掃除を終えておけば、12月は気持ちの余裕が違います。
買い物や年賀状、冬の楽しみの時間にもゆとりが持てます。
年末に「掃除しなきゃ」と追われずに過ごせるのは、心の健康にも◎。
💬「掃除=苦行」ではなく、「年を締めくくる心の整理」として、
早めに動くことで“穏やかな年末”が手に入ります。
2週目:一番大変なところから
最初の週に、体力を使う作業を終わらせておくのがコツ。
後回しにすると気温も下がり、やる気も落ちてしまいます。
2週目のメイン
お風呂のカビキラー・防カビ仕上げ
窓ガラス・サッシの掃除
床磨き・ワックスがけ
洗面所とトイレの簡単リセット
特に浴室は、寒くなる前の今が最適。
カビ取り剤を使うときも換気がしやすく、乾きも早い。
天井や壁もこの時期なら手早く仕上げられます。
窓掃除も、11月の明るい日差しを活かして行いましょう。
曇りの日に拭くとムラが残りにくく、見た目もスッキリします。
💡ポイント: 完璧を目指さず「気分がスッキリすればOK」。
タイマーを1時間かけて“できる範囲”だけ行うのがおすすめです。

3週目:大物を洗ってスッキリ週
3週目は、天気のよい日に「大きな布もの」を一気に片づける週です。
布団やカーテンなど、洗うだけで家の空気が軽くなります。
3週目のメイン
こたつ布団・掛け布団の洗濯またはクリーニング
カーペット・ラグの天日干し
カーテンの洗濯
ソファカバーやマットの洗い替え
これらは、天日干しと入れ替えを同時に行うのがコツ。
晴れた日に一気に取りかかると、家中が太陽の匂いで満たされて気持ちも明るくなります。
☀️ワンポイント
「ついで掃除」を意識して。
カーテンを外したついでに窓の桟を拭く、
こたつ布団を干したついでに下の床を掃くなど、
“連動作業”で効率的に進めましょう。
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4週目:仕上げと断捨離
11月の最後の週は、家の総仕上げです。
特にキッチンまわりは、油汚れが落ちにくくなる前に終わらせましょう。
4週目のメイン
換気扇・ガス台の油汚れ取り
冷蔵庫内の掃除と整理(古い調味料を処分)
食器棚・引き出しの見直し
不要品の処分・断捨離
キッチン掃除のコツは「熱」と「時間」を味方にすること。
お湯で湿らせた布をあてて油汚れを浮かせてから拭くと、力を入れずにスッと落ちます。
🪞断捨離の考え方:
「来年も使いたい?」と問いかけてみる。
迷ったものは“保留箱”に入れ、年が明けて見直せばOK。
モノが減ると、掃除も心も軽くなります。
使っていないモノを手放すことで、年末の部屋の空気が変わります。

12月は「掃除しない月」として楽しむ
11月にしっかり整えたら、12月はキープするだけ。
掃除を頑張る月から、暮らしを味わう月へと切り替えましょう。
おすすめの“キープ習慣”
朝、鏡を拭いて気持ちを整える
夜、シンクを空にして1日をリセット
1日1か所だけ引き出しや棚を整える
「掃除をしなきゃ」ではなく、「今のきれいを保つ」という意識に変えると、
掃除が負担ではなく“整える時間”に変わります。
12月は、部屋の空気も外の風も澄んで気持ちのいい季節。
お気に入りの音楽を流しながら、
“整った家で過ごす時間”をゆっくり楽しみましょう。
無理をしないスケジュールが年末を救う
60代からの掃除は、「体に優しい順番」で進めることが大切です。
1日で全部やろうとせず、週ごとに分けることで気力が続きます。
11月の流れをまとめると…
2週目:体力を使う場所(お風呂・窓・床)
3週目:大物を洗ってすっきり
4週目:キッチンと断捨離で整える
無理をせず、気持ちよく“終わらせた感”を味わえるのが理想です。
掃除を早めに済ませることで、年末を“疲れた自分”ではなく“穏やかな自分”で迎えられます。

☕️11月にがんばった分、12月は自分へのご褒美を。
あたたかいコーヒーを飲みながら、きれいな部屋で年末を迎える――
それこそが、60代からの新しい暮らし方です。
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