60歳からの私たちが生き生き暮らすために後押ししてくれる映画10選

60代からの暮らし
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人生の新たなステージである60歳以降、自分らしく、そして生き生きとした日々を送るために映画が力を与えてくれることがあります。映画は物語を通して私たちの心を動かし、新しい視点や勇気を与えてくれる素晴らしい媒体です。ここでは、そんな60歳からの私たちの背中をそっと押してくれる映画10作品をご紹介します。

 

『マイ・インターン』(2015年)

ロバート・デ・ニーロ演じるベンは、70歳にしてシニアインターンプログラムに応募し、若手女性起業家ジュールズ(アン・ハサウェイ)の会社で働き始めます。一見、年齢も価値観も異なる二人ですが、次第にお互いの良さを認め合い、信頼関係を築いていきます。

みどころ
ベンの姿は「年齢を重ねても経験は財産」であり、どんな年代でも新しい挑戦は可能だというメッセージを伝えてくれます。また、彼の穏やかで気遣いのある人柄は、職場や人間関係を円滑にする秘訣として、シニア世代だけでなく幅広い年代に共感を呼びます。
この作品は、「年齢に関係なく、自分らしくいることの大切さ」を教えてくれる温かい映画です。

 

『リトル・ミス・サンシャイン』(2006年)

家族がバラバラになりかけた中、7歳の娘オリーヴが「リトル・ミス・サンシャイン」という美少女コンテストへの出場を目指す物語。古いバンに乗り込み、一家総出で旅をするうちに、それぞれが自分の弱さや抱える問題に向き合っていきます。

みどころ
この映画は、家族の絆や「成功」だけでは測れない人生の美しさを描いています。60歳以降の視点では、「家族との思い出作り」や「完璧ではない自分も愛せること」を教えてくれる貴重な一作です。笑いと感動が混じり合うストーリーが、観る人の心を温かく包み込みます。

 

『プラダを着た悪魔』(2006年)

ファッションに興味がない主人公アンディ(アン・ハサウェイ)が、ニューヨークの一流ファッション誌で働くことになるストーリーです。上司のミランダ(メリル・ストリープ)は冷酷で高圧的な人物ですが、彼女のプロフェッショナルな姿勢や、厳しい世界での生き方には思わず引き込まれます。

みどころ
この作品は、キャリアを通じて自己成長を遂げるアンディの姿と同時に、ミランダの「年齢を重ねても情熱を持ち続ける女性像」にも注目してほしい一作です。ファッションを超えて、仕事や人間関係での自己表現の大切さを感じさせてくれます。

 

『食べて、祈って、恋をして』(2010年)

離婚を経験し、自分を見失った主人公リズ(ジュリア・ロバーツ)は、人生を取り戻すために世界を旅することを決意します。イタリアでは美食を楽しみ、インドでは瞑想を学び、バリでは新しい恋に出会うことで、少しずつ心のバランスを取り戻していきます。

みどころ
この映画は、自分の人生を見直すきっかけを与え、自分自身を取り戻すことの重要性を教えてくれます。60代以降、忙しさや周囲の期待に縛られてきた人にとって、自分のための時間を作ることがどれだけ価値のあることか気づかせてくれる一作です。

 

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『英国王のスピーチ』(2010年)

イギリス国王ジョージ6世(コリン・ファース)が、吃音という障害を克服しながら国民の前でスピーチを行う姿を描いた実話ベースの映画です。専属の言語療法士ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のユニークな訓練方法や、二人の友情が感動的に描かれています。
年齢や立場に関係なく、誰しも不安や恐れを抱えながら生きています。

みどころ
この映画は「どんな困難も努力と信頼で乗り越えられる」という勇気を与えてくれます。シニア世代にとっても、今から始める挑戦への大きな励みとなるでしょう。

 

『グリーンブック』(2018年)

1960年代のアメリカを舞台に、黒人ピアニストのドク(マハーシャラ・アリ)と白人運転手トニー(ヴィゴ・モーテンセン)の実話を基にした物語です。人種差別が色濃く残る時代に、二人が南部を旅する中で育む友情が描かれています。

みどころ
異なる背景や価値観を持つ二人が、互いを尊重し、理解し合う姿は、私たちに「共感」や「寛容」の大切さを教えてくれます。また、旅の中で美しい音楽や風景が彩る物語は、人生の多様な可能性を思い出させてくれます。60代以降、新しい人間関係や価値観に触れることの喜びを感じられる一作です。

 

『人生、ブラボー!』(2011年)

主人公のダヴィッド(パトリック・ユアール)は、中年を迎えながらも責任感が乏しく、どこか人生に迷いを感じています。しかし、過去に提供した精子が原因で533人の子どもたちの父親であることが発覚し、人生が一変します。
ダヴィッドは、自分を探しながら子どもたちとの関わりを通じて新たな意味を見出していきます。

みどころ
この映画は、人生のどんな時点でも「人とのつながり」が自己成長や幸せの鍵になることを示しています。特に家族との絆を見直すきっかけを与えてくれる温かい物語です。

 

『幸せの隠れ場所』(2009年)

裕福な家族に引き取られたホームレスの少年マイケルが、アメフト選手として成長する実話を基にした感動的な映画です。サンドラ・ブロック演じる母親リー・アンは、マイケルに対して無条件の愛を注ぎ、彼の可能性を信じて支えます。

みどころ
この作品は、人生のどんな場面でも他者を思いやる心が周囲を変え、大きな奇跡を生むことを教えてくれます。シニア世代にとっても、「与えることの喜び」や「自分の影響力」を改めて感じさせてくれる力強い映画です。

 

『サイドウェイ』(2004年)

ワイン好きの男二人がカリフォルニアを旅しながら、自分たちの人生に向き合うロードムービーです。作家志望で冴えない日々を送るマイルズ(ポール・ジアマッティ)と、結婚を控えた親友ジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)の二人が、旅を通して友情や恋愛、人生の葛藤を描き出します。

みどころ
この映画は、「旅」という非日常の中で、自分自身を見つめ直す時間の大切さを教えてくれます。60歳以降、日常から一歩離れて心を解放し、人生の深みを味わうためのヒントを与えてくれる映画です。

 

『アメリカン・ビューティー』(1999年)

中年男性レスター(ケビン・スペイシー)が、平凡で窮屈な日常に嫌気がさし、自分の人生を取り戻そうともがく物語です。一見崩壊しかけた家庭や人間関係を背景にしながらも、日常に潜む美しさや生きる意味を問いかける内容が深く心に響きます。

みどころ
この映画は、人生の中でどんな瞬間にも「美しいもの」があることに気づかせてくれます。60代以降の人生でも、目の前の小さな喜びを大切にしながら、自分らしい日々を楽しむヒントになる一作です。

 

60歳以降の人生は「終わり」ではなく、新たな可能性が広がるスタートラインです。映画の主人公たちの物語は、私たち自身の可能性を見つける手助けをしてくれる存在です。
この10本の映画が、あなたの人生に少しでも新しいエネルギーを与えるきっかけとなりますように。

 

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