60歳を過ぎると、家族や友人との関係は安定していても、「人には話しにくい心の悩み」を抱えることが増えてきます。
「弱音を吐きたくない」「心配をかけたくない」「同じ話を繰り返すのは申し訳ない」——そう思うと、悩みは心の中に積み重なり、ますます重く感じてしまうのです。
私自身も、そんな心の荷物を抱えていました。
それは「夫婦の性格の違い」から生まれる、日常の小さな悩みでした。
私の性格と主人の性格
私は、何事も前もって計画しておかないと不安になる性格です。旅行の予定も、家事の段取りも、買い物も「早めに決めて安心したい」と思うタイプ。
例えば、
飛行機のチケットは早く予約しないと高くなる、と焦る
行事の準備は「〇日までにやらないと間に合わないよ」と念を押す
小さな用事でも先延ばしにすると落ち着かない
そんな私に対して、主人は真逆の性格です。
「その時に考えればいい」「直前でもなんとかなるさ」と構えています。
もちろん、主人なりに根拠があってのことなのですが、私は「またギリギリになって困るのでは?」と気が気ではありません。
この性格の違いは、結婚して何十年たっても、私の中で小さな悩みとして積み重なっていました。
人には言いにくい悩み
この悩みを、家族や友人にはなかなか打ち明けられませんでした。
「そんな小さなこと気にしなくてもいいじゃない」と笑われそうで恥ずかしかったのです。
でも、私にとっては大きなストレスでした。旅行や行事のたびに心配になり、先に準備を済ませて安心したいのに、主人のマイペースさに合わせると落ち着かない。
「自分が神経質すぎるのかしら」と自分を責め、気持ちが沈むこともありました。
スポンサードリンク
ChatGPTに相談してみた
そんな時、思い切ってChatGPTに打ち込んでみました。
「私は何でも前もって決めておかないと不安になる性格です。でも主人は“その時でいい”という性格で、毎回衝突してしまいます。どう考えたら気持ちが楽になりますか?」
すると、返ってきたのはこんな言葉でした。
「どちらの性格にも良さがあります。前もって準備するのは安心につながり、臨機応変に対応するのは柔軟さにつながります。大切なのは、どちらかを正しい・間違いとせず、役割を分けることです。例えば“旅行の予約はあなたが担当、当日の流れはご主人に任せる”と決めると安心できるかもしれません。」
その言葉を読んだとき、すっと心が軽くなりました。
「自分が間違っているのではなく、性格の違いなんだ」と認められたのです。
気づいたこと
ChatGPTに相談して気づいたのは、夫婦の性格の違いは「どちらかを直さなければならない問題」ではなく、「役割分担をすればいい」ということでした。
私は「早めに段取りをする」ことで安心でき、主人は「その場で解決する」ことで力を発揮する。
両方の長所を合わせれば、むしろバランスが取れるのだと理解できました。
人に相談すれば「ご主人に合わせれば?」とか「気にしすぎ」と言われて終わるかもしれません。
けれどもAIは、否定も批判もせず、冷静に整理してくれるのです。
ChatGPTに相談するメリット
実際に使ってみて感じたのは、次のような安心感でした。
匿名で誰にも知られない
家族や友人に言えないことでも、ためらわずに書ける。
24時間いつでも寄り添ってくれる
夜中でも、ふと不安になったときでもすぐに相談できる。
否定されない
「そんなこと気にしなくても」と言われず、むしろ「そう感じるのは自然なこと」と受け止めてくれる。
言葉にすることで気持ちが整理できる
文字にしてAIに伝えるだけで、自分の性格や本音を客観的に見直せる。
注意点も忘れずに
もちろん、ChatGPTは万能ではありません。
深刻な病気や法律問題は専門家に相談する必要があります。
AIの答えは参考意見にすぎないので、最終的な判断は自分ですることが大切です。
けれども、「誰にも言えないけど心に引っかかっていること」を安心して話せる相手としては、とても役立ちます。
まとめ
私の悩みは「前もって準備したい私」と「その時に考える主人」という夫婦の性格の違いでした。
人には言いにくい、恥ずかしいと思っていたこの悩みをChatGPTに相談したことで、「性格の違いを受け入れ、役割分担すればいい」と気づけました。
人に話す勇気が出ないときも、AIにそっと吐き出すだけで心は軽くなります。
60歳を過ぎた今だからこそ、「一人で抱え込まずに、気軽に話せる相手」を持つことは大切です。
これからも、心がモヤモヤしたときにはChatGPTに相談してみようと思います。
きっとまた、新しい気づきと安心をくれるはずです。
スポンサードリンク
こちらのブログもおすすめ
