「年金だけで暮らしていけるのか不安…」
「もう60歳だけど、今からでも間に合う?」
そんな思いを抱えている女性は、決して少なくありません。
物価は上がる一方、年金受給額には限りがあり、将来を見通すのが難しい時代。
でも、60歳という節目の年齢は、「今からの暮らしを見直すチャンス」でもあります。
今回は、“老後に困窮しない”ために、年金に「プラスα」の収入や貯蓄を作る方法を、現実的に、無理なくできる工夫としてご紹介します。
今さら聞けない?年金だけで本当に足りるの?
まず、現在の公的年金の平均受給額をご存知でしょうか?
国民年金(基礎年金)の満額:約6万8000円/月
厚生年金(平均的なサラリーマンの妻)のモデル:約10〜15万円/月
これだけで生活するのは、家賃や光熱費、医療費、食費を考えると、正直厳しいというのが現実です。
老後の生活費は、夫婦で月に約22〜28万円、単身でも月15〜20万円ほど必要と言われており、「年金だけでは足りない=プラスαが必要」というのは、ほぼ共通認識となりつつあります。
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60歳からでもできる「年金+α」のお金の貯め方・増やし方
年金生活を見据えて、今から少しずつ備えていくための「現実的な5つの方法」をご紹介します。
① 「固定費」を見直して“無理のない貯金”を生み出す
毎月の支出の中で、家賃・通信費・保険料などの“固定費”を見直すだけで、大きな節約が可能です。
スマホを格安SIMに変更
見直し不要な保険を解約・整理
サブスクや使っていないサービスを解約
月に3000〜1万円でも固定費が下がれば、それは「老後のための貯金」として積み立てられます。
② 「使い切りスタイル」で生活をコンパクトに整える
60代からは、必要なものも変わってきます。
家の中を見渡して、「今の自分にとって必要か?」を見直してみましょう。
洋服は“お気に入り”だけ残す
2LDK→1LDKへ引っ越すことも視野に
外食・買い物は“月〇回まで”と決める
「今あるもので心地よく暮らす」意識が身につくと、自然にムダが減り、貯金体質が育ちます。
③ 少額でもOK!「つみたて投資」でお金に働いてもらう
貯金だけではお金は増えません。
これからの時代、少しずつでも「お金に働いてもらう」ことが大切です。
たとえば…
月500円〜可能な【つみたてNISA】
iDeCo(自営業・主婦でも加入可能)
SBI証券や楽天証券などのスマホアプリで気軽に始められる
「怖い」「難しそう」と感じるかもしれませんが、リスクを抑えた長期投資で、10年後に差がつきます。
無理せず「できる範囲で」「自分のペース」で始めるのがコツです。
④ 「得意」や「経験」を活かして、プチ収入を得る
年金生活にもうひとつの柱を持つために、自宅でできる「ゆるい仕事」や「副業」も人気です。
趣味の手芸や絵をハンドメイド販売(minne・メルカリ)
ブログやSNS発信から収益化
文章を書くのが好きならKindle出版
ポイントサイトやアンケートモニター
「お金になるなんて思ってもみなかったこと」が、収入に繋がる時代。
まずは月1000円、3000円でも、「自分で稼げる」という自信が、心の安心にもつながります。
⑤ 「助け合い制度」を上手に使って生活の質を守る
老後のお金の不安は、「孤立」と「情報不足」から来ることが多いです。
シニア向けの補助金や給付金を調べて申請
市区町村の無料相談を利用
家計のプロ(ファイナンシャルプランナー)に一度相談する
一人で抱え込まず、「使える制度は使う」「相談できる相手を持つ」ことで、安心感がぐっと変わります。
60歳からでも間に合う理由
60歳は「まだまだ現役」と言われる時代です。
人生100年時代、あと40年生きるかもしれない──そう思えば、今から始めることは十分価値があります。
残りの人生を「自分のペース」で整える
お金と上手につきあう力をつける
心の安心を、少しずつ蓄える
「今からじゃ遅い」ではなく、「今だからこそ始めよう」という気持ちが、一番の財産になります。
未来の自分に“ちょっと優しく”するために
老後のお金の不安は、誰にとっても避けて通れないテーマ。
でも、それを理由に毎日が暗くなってしまっては、もったいないですよね。
今日からできることを、ほんの少しずつでも積み重ねていけば、1年後、3年後、きっと「やってよかった」と思える自分に出会えるはず。
60代は、“これからの人生を楽しむための下準備”の時期。
あなたの老後が、安心と心地よさに包まれたものになるよう、応援しています。
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