ここ何年かは、「夏の暑さ」がどこか質の違うものになってきた気がします。
昔はうちわと麦茶があれば何とかなったのに、最近ではエアコンをつけていても身体が重だるくて、ちょっとした買い物にも勇気がいるほど。
特にここ数年の夏は、ただ暑いだけでなく「命に関わる危険な暑さ」。
気がつけば、体力も気力もごっそり持っていかれるような感覚に襲われることが増えました。
「日傘をさしてるのに汗が止まらない」
「扇風機の風がぬるく感じる」
「家の中なのに熱中症みたいにボーッとする」
そんなふうに感じたのは、きっと私だけではないはずです。
だからこそ今年は、“本気で暑さを乗り切るためのアイテム”を自分のためにそろえてみました。
今回はその中から、実際に使って「これは効いた!」「買って正解だった」と思えるものを7つ、厳選してご紹介します。
無理せず、快適に、夏を楽しむためのヒントになればうれしいです。
本気で暑さを乗り切るためのアイテム7
1. ネッククーラー(冷却プレート型/水冷式)
首元に当てるだけで、スーッと体の熱が引いていくあの感覚。一度使うと手放せません。
首の左右には太い血管が通っており、そこを直接冷やすことで効率よく体温を下げることができます。
最近では冷却プレート式のUSB充電タイプや、保冷剤・氷水を入れて循環させる水冷式のネッククーラーも登場し、電車内や屋外イベントなどシーンに合わせて使い分け可能。
「もう普通の扇風機には戻れない」と感じるほどの実力です。
2. 100%遮光の日傘(晴雨兼用タイプ)
従来のUVカット傘では物足りなかった人も、「完全遮光」をうたう日傘に変えた瞬間、違いに驚くはず。
日差しを100%カットすることで体感温度が明らかに下がり、長時間歩いてもぐったりしません。
さらに内側が黒やシルバーコーティングされたものは、熱の反射も防ぎます。
晴雨兼用タイプなら突然の夕立やゲリラ豪雨にも安心。軽量で折りたためるタイプをバッグに常備しておくと、真夏の強い味方になります。
3. 筒型の氷嚢(ひょうのう)
見た目は昔ながらの氷嚢ですが、今の氷嚢は一味違います。
筒型デザインなら、首・脇・太もも・膝裏など、体を効率よく冷やせる部位にピタッとフィット。
氷や保冷剤、水道水でもOKで、繰り返し使えるエコさも魅力。外出時は保冷バッグに入れて持ち歩けば、炎天下のレスキューアイテムに。
熱中症になりかけた時の「応急処置」としても使えるので、1つ常備しておくと安心です。
4. クールタオル(瞬間冷却タイプ)
水で濡らして絞って振るだけで、ひんやり感が復活する魔法のようなタオル。
首に巻くだけでじんわりと冷たく、しかも蒸発による自然な冷却なので、肌にやさしいのもポイント。
洗って何度でも使えるので、コスパも抜群。公園での散歩、ガーデニング、ジョギングなど、汗をかきながらも体を冷やしたいシーンで大活躍します。
折りたたむとコンパクトになるので、バッグの中に1枚常備するのがおすすめです。
5. 首掛け扇風機(静音&高出力タイプ)
両手が自由になる首掛けタイプの扇風機は、外出時や家事中の必需品。
近年は風量・バッテリー持ち・静音性が格段に進化しており、1日中首にかけていても不快になりにくい設計になっています。
特に羽根が見えないタイプは髪の巻き込みリスクも少なく、子どもから高齢者まで安心。
風が当たることで汗の蒸発も促進され、体温の上昇を防ぐ効果もあります。
6. 帽子の保冷機能(冷感素材)
頭は熱がこもりやすく、熱中症のリスクが高い場所。そんな頭部をしっかり冷やしてくれるのが、保冷機能付きの帽子の。
内側に保冷ジェルを入れるポケットがついていたり、接触冷感素材で作られていたりと、各メーカーの工夫が光ります。
デザイン性の高いものも多く、アウトドアや通勤、ガーデニングまで幅広く活用できます。
見た目は普通の帽子なのに、ひんやり快適。この“ギャップ”が嬉しいアイテムです。
7. 空調ベスト(ファン付きウェア)
まさに“着るエアコン”とも言えるのが、空調ファン付きのベスト。
背中や脇のあたりに小型ファンが仕込まれており、服の中に風を送り込むことで汗を気化させ、体の熱を効率よく逃がしてくれます。
建設現場などのプロ用というイメージが強いかもしれませんが、近年は軽量・おしゃれなデザインも増えており、日常使いにもおすすめ。
USB充電式でモバイルバッテリーで動くので、アウトドア・ウォーキング・旅行など、炎天下の外出にぴったりです。
まとめ
60代に入ると、「若いころとは違う自分の体」とどう向き合うかが、日々の暮らしの鍵になります。
無理がきかなくなってきた分、自分の体をいたわる工夫をすることは、甘えではなく“賢さ”だと私は思っています。
今回ご紹介した7つのアイテムは、どれも「もっと早く知っていればよかった」と思うものばかり。
我慢や根性ではなく、心地よさや安心感をくれる道具に頼ることが、毎日の元気につながります。
夏を快適に過ごせれば、自然と気持ちも明るく、外にも出かけたくなります。
季節に合わせて自分をいたわる、そんな60代らしい過ごし方を、これからも大切にしていきたいですね。
この夏も、どうぞご自愛ください。
また「これはよかったよ!」というアイテムがあれば、ぜひ教えてくださいね🌻
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