片付けが苦手な60代女性必見!整理整頓が楽しくなるコツ

60代からの暮らし
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「気づいたら部屋が散らかっている…」「片付けようと思っても、どこから手をつけていいかわからない…」そんな悩みを抱えていませんか?60歳を迎えると、持ち物や思い出の品が増え、整理整頓がますます難しくなることもあります。でも、片付けは難しいものではありません!少しの工夫と気持ちの切り替えで、誰でもスッキリとした生活を手に入れることができます。ここでは、整理整頓が苦手な女性でも実践しやすい片付け術を紹介します。

1日10分だけ片付ける「小さな一歩」から始める

片付けが苦手な人が陥りやすい罠の一つが「一気に片付けようとする」ことです。散らかった部屋や山積みの物を目の前にすると、「これを全部片付けなければ…」とプレッシャーを感じ、その結果やる気をなくしてしまう、ということはありませんか?しかし、一度に全部片付ける必要はありません。むしろ、小さな一歩から始めることが、継続的な片付けには大切です。

おすすめなのは、「1日10分だけ片付ける」と決める方法です。この10分間で片付ける範囲は、例えば「引き出し一つ」や「テーブルの一角だけ」など、できるだけ小さな範囲に限定します。この小さな成功体験を積み重ねることで、片付けに対する抵抗感が薄れ、次第に大きなエリアにも取り組めるようになります。

また、「今日はこの10分間だけ」と時間を区切ることで、片付けが長時間に及ぶ負担を感じなくて済みます。終わった後には、「少しでも進んだ」という達成感が得られるため、次の日もまた頑張ろうという気持ちになります。日々の10分間の積み重ねが、最終的には部屋全体の整理整頓へとつながります。

 

「思い出」と「実用品」を分けて考える

60歳を迎えると、長年の生活で集めた多くの物が手元に残っているものです。服、本、キッチン用品、贈り物、旅行先で買ったお土産など、どれも一見必要に思えて捨てられない…。特に、「思い出があるから」と手放せない物が多い方もいるでしょう。

ここで重要なのは、物を「今使っている実用品」と「思い出の品」に分けて考えることです。

まず、「今実際に使っているもの」を最優先に考えましょう。たとえば、毎日使うキッチンツールや頻繁に着る洋服、健康のために必要な道具などは生活に欠かせません。一方で、「いつか使うかもしれない」と思いながら何年も使っていないものは、思い切って手放すことを検討してみてください。

「思い出の品」については、一つひとつを手に取って、どれが本当に大切な思い出かを見極めます。その上で、すべてを取っておくのではなく、選んだものだけを「思い出ボックス」にまとめるとスッキリします。このボックスを決まった場所に置くことで、部屋の中に散らばることなく整理された状態を保つことができます。

また、どうしても手放せないけれど収納スペースが足りない場合は、写真に残すという方法もあります。写真に撮ることで、実物を手放しても記憶を保つことができますよ。

 

「使ったら戻す」を癖にする

片付けを成功させるためには、日常の習慣を見直すことも大切です。その中でも特に効果的なのが、「使ったら元の場所に戻す」という基本ルールを徹底すること。

片付けが苦手な人にありがちなのが、「とりあえずここに置く」という行動です。例えば、郵便物をダイニングテーブルに置いたまま放置したり、新聞や雑誌を読み終わっても元の場所に戻さなかったり…。こうした小さな「一時置き」が積み重なると、部屋が散らかってしまいます。

この問題を解決するために、まず「物の定位置」を決めることが重要です。リモコン、眼鏡、薬など、毎日使うものは必ず同じ場所に置くようにしましょう。たとえば、「リモコンはテレビ横の小さなトレーに置く」「鍵は玄関近くのフックに掛ける」といったルールを作ることで、物を探す手間も減ります。

さらに、「使ったらすぐ戻す」を癖にすることで、片付けの手間を減らせます。最初は少し意識的に行動する必要がありますが、続けていくうちに自然と身につき、散らかりにくい生活が実現できます。

 

「お気に入り基準」で物を選ぶ

片付けの際、「まだ使える」「高かった」という理由で物を手放せないことはありませんか?このような迷いを解消するために有効なのが、自分にとっての「お気に入り基準」で物を選ぶ方法です。

手に取った物に対し、「これを使うと気分が上がるか?」「本当に必要か?」と問いかけます。お気に入りでない物や使っていない物は、思い切って手放すことを検討しましょう。

特に衣類や装飾品は、「最近着たかどうか」「これを着て楽しい気持ちになるか」を基準にするのがおすすめです。使わない物はリサイクルショップに売ったり、家族や友人に譲ると有効活用できます。

お気に入りの物だけを残すことで、毎日が快適になり、部屋もすっきりします。物に囲まれるより、自分らしい空間に囲まれる生活を目指しましょう。

 

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プロの力を借りるのもOK!

「一人ではどうしても片付けられない」「どこから手をつければいいのかわからない」という場合は、思い切ってプロの力を借りるのも良い方法です。整理収納アドバイザーや片付けの専門家に相談することで、自分では気づけない片付けのコツを教えてもらえます。また、具体的な収納方法や効率的な片付けの順序などをアドバイスしてもらえるため、一気に片付けが進むことも少なくありません。

さらに、近年では家事代行サービスも多様化しています。片付けを手伝ってくれるだけでなく、掃除や不要品の処分のサポートまでしてくれるサービスもあります。プロに頼むことは一見「甘え」のように感じるかもしれませんが、視点を変えれば「これからの暮らしを整えるための投資」です。一度プロの手を借りてスッキリした空間を作れば、その後の維持が楽になります。

また、プロにお願いすることで「なぜ散らかってしまうのか」という根本的な原因に気づくこともあります。特定のエリアが散らかりやすい、物が増える理由などを分析し、解決策を提案してくれるため、長期的な整理整頓スキルの向上にもつながるでしょう。

 

「見せる収納」で楽しく片付ける

片付けが苦手な方の中には、「物を隠す収納が苦手」「収納ボックスに詰めるのが面倒」と感じる人も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが「見せる収納」です。

見せる収納とは、物をあえて隠さず、おしゃれに見せる形で収納する方法です。お気に入りの食器や雑貨、本などをオープンシェルフや壁の棚に並べることで、収納とインテリアを兼ねたスペースを作ることができます。たとえば、よく使うカップをキッチンの壁に掛けたり、アクセサリーをトレーに並べて置いたりするだけで、片付ける手間を減らしながらおしゃれさを楽しめます。

ただし、「見せる収納」は物を詰め込みすぎると逆に散らかった印象になりがちです。選ぶポイントは「よく使うもの」や「お気に入りのデザインのもの」に絞ることです。また、色や素材を揃えることで統一感が出て、スッキリとした印象になります。

見せる収納のもう一つのメリットは、「物を取り出しやすく、しまいやすい」ということです。これにより、物を探す手間が減り、自然と片付けが習慣化されます。見せる収納を取り入れることで、片付けを「楽しむ」感覚が生まれ、無理なく続けられるようになるでしょう。

 

完璧を求めないことが大切

片付けが苦手な人ほど、ついつい「一気に完璧に片付けたい」という気持ちになりがちです。しかし、最初から完璧を求めることはかえってストレスになりますし、途中で疲れてしまい挫折する原因にもなります。

片付けにおいて大切なのは、「少しずつでも進んでいればOK」という心構えです。たとえ小さなエリアだけでも片付けられたなら、それは大きな前進です。「今日はここだけ片付けた」「思い出の品を一つ減らせた」など、成果を少しずつ積み上げていきましょう。

また、生活の中では日々新しい物が増えます。そのため、一度片付けたからといって終わりではなく、常に「見直し」や「整える」ことが必要です。これを「自分なりのペース」で続けることが大切です。たとえば、季節の変わり目ごとにクローゼットをチェックする、月に一度引き出しを整理するなど、定期的なメンテナンスを取り入れると、片付けがぐっと楽になります。

完璧を目指さず、「今の自分が暮らしやすい環境」を作ることを目標にしましょう。部屋の状態は、日々の自分自身の変化を映し出す鏡でもあります。心に余裕が生まれると部屋も整い、逆に部屋が整うと気持ちもスッキリしていきます。無理をせず、自分に合ったペースで片付けを続けていきましょう。

 

片付けは、自分らしい生活を作るための手段です。一度に完璧を目指すのではなく、少しずつ取り組むことで、無理なく片付けの習慣が身につきます。あなたのペースで、楽しみながら取り組んでみてくださいね。

 

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