立冬に始めたい温め習慣〜白湯・腹巻き・しょうがで冷えを防ぐ冬支度

食事と健康

11月に入り、暦の上では「立冬」を迎えます。まだ日中は暖かさが残っていても、朝晩はぐっと冷え込み、体調を崩しやすい時期です。特に女性は冷えに敏感で、手足の冷えや肩こり、夜の寝つきの悪さなどに悩む方も多いのではないでしょうか。

「冬の始まり」とされる立冬は、一年の健康を支える大切な節目。ここから本格的な寒さに備えて「温め習慣」を始めておくことが、風邪や不調の予防につながります。

この記事では、白湯、腹巻き、しょうがといった手軽にできる温め習慣を中心に、毎日の暮らしに取り入れやすい工夫をご紹介します。

 

1. 白湯を飲む習慣

インドの伝統医学・アーユルヴェーダでもすすめられる白湯。お湯を沸かして少し冷ましただけのシンプルな飲み物ですが、体を内側からじんわり温めてくれます。

白湯の効果

胃腸を優しく温め、消化を助ける

血流を良くして冷えを和らげる

代謝を高め、むくみや老廃物の排出をサポート

朝起きてまず一杯の白湯を飲むと、眠っていた体が目覚め、内臓も働き始めます。

 

続けやすい工夫

魔法瓶に入れてデスクやリビングに常備する

レモンやしょうがを加えてアレンジする

夜寝る前にもカップ一杯飲んで体を温める

コーヒーやお茶の代わりに白湯を意識的に取り入れるだけで、体の巡りが変わってくるのを実感できます。

 

2. 腹巻きでおなかを温める

昔ながらの健康習慣として知られる腹巻き。最近はデザインや素材が豊富で、おしゃれに取り入れられるアイテムも増えています。

なぜ腹巻きがいいのか?

おなか周りには腸や子宮、膀胱など大切な臓器が集まっています。ここを温めることで——

内臓の働きが活発になる

体全体の血流が良くなる

冷えによる腰痛や便秘の予防になる

特に冷えやすい下腹部を守ることは、全身の冷え対策につながります。

腹巻き選びのポイント

肌触りの良い綿やシルク素材を選ぶ

薄手で服に響かないタイプを日中用に

厚手でふわふわのものを就寝用に

私も寒くなると腹巻きを常用しますが、着けているだけで「体の芯が温かい」と感じられるのが大きな安心感です。

 

3. しょうがで体の内側から温める

しょうがは昔から「体を温める食材」として親しまれてきました。特に立冬からの季節に取り入れると効果的です。

しょうがの温め効果

しょうがに含まれる「ジンゲロール」や「ショウガオール」は、血行を促進して体を芯から温めます。また抗酸化作用や抗菌作用もあり、風邪の予防にも役立ちます。

取り入れ方の工夫

紅茶にすりおろしたしょうがを加えてジンジャーティーに

みそ汁やスープに少し加えてポカポカに

はちみつと一緒にお湯で割って「しょうが湯」に

私は寒い日の夜にしょうが湯を飲むのが習慣ですが、体がぽかぽかして布団に入ると自然と眠りが深くなるのを感じます。

 

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4. プラスαの温め習慣

足湯でリラックス

洗面器にお湯を張って足首まで浸けるだけで、全身がじんわり温まります。お気に入りのアロマオイルやバスソルトを加えるとリラックス効果も倍増。

首・手首・足首を温める

「三首」と呼ばれる首・手首・足首は皮膚が薄く冷えやすい部分。マフラーやレッグウォーマー、手袋などで守るだけでも体感温度が違います。

温かい飲み物を意識する

冷たい飲み物は体を冷やすので、できるだけ常温か温かいものを。緑茶やほうじ茶、ハーブティーなど、秋冬に合う飲み物を楽しむのもおすすめです。

 

5. 生活リズムを整えることも大切

「温め習慣」と聞くと、白湯を飲む・腹巻きをする・しょうがを摂るといった“直接的に体を温める工夫”をイメージしがちです。もちろんそれらも大切ですが、本当に冷えに負けない体を作るには、生活全体を整えることが欠かせません。

規則正しい生活で自律神経を安定させる

自律神経は、血流や体温調節に大きく関わっています。起床時間や就寝時間が日によってバラバラだと、体温のリズムも乱れやすくなります。できるだけ毎日同じ時間に起き、同じ時間に眠ることを心がけましょう。朝起きたらカーテンを開けて朝日を浴びるだけでも体内時計が整い、体温調節がスムーズになります。

軽い運動で血流を促す

運動不足は冷えの大敵です。激しい運動をする必要はなく、散歩やラジオ体操、軽いストレッチを習慣にするだけでも十分です。筋肉は熱を生み出す“発熱装置”のようなもの。特に太ももやふくらはぎなど大きな筋肉を動かすと、全身の血流が良くなり、体の隅々まで温かさが届きやすくなります。

睡眠の質を高めて回復力を上げる

質の良い睡眠は、体温リズムを安定させると同時に、体の回復力を高めます。寝不足が続くと血流が滞り、冷えやすくなる原因に。就寝前はスマホやテレビの光を避け、ぬるめのお風呂でリラックスしてから布団に入ると、自然に深い眠りにつながります。

冷えは「ただ寒いだけ」ではなく、体調不良や生活の乱れを知らせるサインでもあります。白湯やしょうがといった直接的な温め習慣に加えて、生活リズムを整えることを意識すると、体の内側からじんわり温まる感覚を得られるでしょう。立冬という節目をきっかけに、自分の暮らしを見直すことは、冷え知らずの冬を過ごす第一歩になります。

 

まとめ

立冬は冬の始まりを告げる節目。この時期から「温め習慣」を始めることで、寒い季節を健やかに乗り切ることができます。

白湯を飲んで内臓から温める

腹巻きで下腹部を守る

しょうがを食生活に取り入れる

足湯や三首を温める工夫をする

どれも難しいことではなく、今日からすぐに始められる習慣です。小さな積み重ねが、冷え知らずの冬を作り、心と体を守ってくれます。

今年の立冬をきっかけに、自分に合った「温め習慣」を見つけてみませんか?

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