年末が近づいてくると、「そろそろ大掃除の準備をしなきゃ…」と気持ちがざわつきませんか?大掃除は新年を迎えるための大切な習慣ですが、寒さの厳しい季節に重い家具を動かしたり、溜まった物を一気に片づけたりするのは大変です。特に60代になると体力的にも一日がかりの大掃除はこたえるもの。
そこでおすすめなのが、年末直前に慌てて一気に片づけるのではなく、
「プチ断捨離」を少しずつ積み重ねる作戦です。小物や引き出しといった小さな場所から始めれば、無理なく達成感が得られ、結果的に大掃除の負担がぐっと軽くなります。この記事では、私自身が実践しているルールや工夫をご紹介しながら、「プチ断捨離」の魅力をお伝えします。
プチ断捨離のメリット
まずは、「プチ断捨離」をすることで得られるメリットを整理してみましょう。
年末の大掃除が楽になる
大掃除で一番大変なのは「物が多すぎて片づけに時間がかかる」こと。事前に小物や不要品を減らしておけば、当日は掃除に専念できるようになります。
気持ちが軽くなる
物が減ると部屋が広く感じられるだけでなく、探し物が減り、暮らし全体がスムーズになります。「あれどこだっけ?」という小さなストレスから解放されるのは大きな効果です。
習慣が身につく
一気に片づけようとすると挫折しがちですが、プチ断捨離は毎日の小さな積み重ね。習慣にしてしまえば、年末以外でも自然に片づけられるようになります。
私が実践している“断捨離ルール”
片づけは「思い立ったらすぐ」にやるのが難しいものです。そこで私は、自分なりのルールを作って迷わずに行動できるようにしました。
一つ買ったら二つ処分
新しい物を増やすときは、必ずそれ以上の物を手放す。こうすることで物が増えすぎるのを防げます。
郵便物は即仕分け
ポストから持ち帰ったら、その場で「必要/不要」を判断。不要なチラシや広告はすぐに処分します。
ストックは数を決める
トイレットペーパーや洗剤などは「ここに入る分だけ」とルールを決めています。収納に収まらない数は持たないと決めると、無駄買いも防げます。
物に居場所を決める
置き場所をはっきり決めて、それ以上は増やさない。例えばタオルは引き出し一段分と決め、その枠を超えたら処分のサインにしています。
1日10個捨てる
毎日10個を目標にすると、小さな物でも積み重ねで確実に家が軽くなります。
迷ったら保留箱へ
「捨てるかどうか決められない物」は保留箱を用意し、しばらく寝かせます。数か月後に見返して使わなかった物は潔く処分。気持ちの整理にも役立ちます。
実際にやって良かった工夫
具体的に「やってよかった!」と実感していることを紹介します。
食器の整理
毎日よく使う食器は手前に、全く使わない食器は奥に追いやられていませんか?私は1か月かけて見直し、「よく使う物はすぐ取れる場所」「奥で眠っていた物は処分」とメリハリをつけました。その結果、食器棚がすっきりし、出し入れも楽に。必要な食器が足りなければ買い足すことで、日々の暮らしの満足度がぐんと上がりました。
小物類
ハンカチや靴下は「お気に入りだけ残す」と決めると、毎日が気持ちよくなります。少しでも「くたびれたな」と感じた物は感謝して処分。引き出しを開けたときに整っていると、朝のスタートが軽やかになります。
書類や紙類
郵便物や領収書などは油断するとすぐに溜まります。「受け取ったら仕分け」のルールで、机の上がスッキリ。必要な物はファイルへ、不要な物は即処分。紙類が減るだけで家全体の印象が変わります。
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1か月でできる「プチ断捨離プラン」
「どこから手をつければいいかわからない」という人は、1か月単位で進めてみましょう。
1週目:引き出し
文房具や小物類を一気に見直し。「使っていない物」を処分。
2週目:キッチン
食器、調理器具、ストック食品を整理。期限切れ食品のチェックも忘れずに。
3週目:衣類
1年以上着ていない服は処分候補に。お気に入りだけ残すことでクローゼットがスッキリ。
4週目:書類・データ整理
紙の書類だけでなく、スマホやパソコンのデータも整理すると気分が爽快になります。
小さなエリアを分けて進めることで、「気がついたら家全体が片づいていた」という効果が得られます。
プチ断捨離で寒い時期の大掃除を楽にする
プチ断捨離の本当の目的は、「寒さが厳しい年末に無理をしないため」です。寒い中で長時間片づけをすると体調を崩しかねません。
しかし、今のうちに少しずつ不要品を減らしておけば、年末は掃除そのものに集中できます。「片づけ」と「掃除」を分けて取り組むことが、大掃除を楽にするコツです。
まとめ
年末前のプチ断捨離は、大掃除を少しでも楽にするための作戦です。
ルールを決めて迷わず片づける
1か月プランで少しずつ進める
使う物は手前に、不要な物は潔く処分する
片づけと掃除を切り分けて考える
小物や引き出しから始めれば、気負わず習慣にできます。物が減れば心も軽くなり、年末を安心して迎えられるはずです。今年はぜひ「プチ断捨離」で、寒い時期の大掃除を楽にしてみませんか。
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