60代で夏に食欲がない…“食べたくない”日を救う食事の工夫7選

暮らしのヒント・雑学

こんにちは。
毎日、暑いですね…。
朝からムシムシとした空気に包まれて、食卓に向かっても「何を食べればいいのか分からない」「全然食欲がわかない」——そんな声を最近、よく耳にします。

私自身も、60代になってから夏の食欲低下を強く感じるようになりました。
昔は冷たい素麺で乗りきれていたけれど、今はそれすらも重たく感じてしまう。
“体はエネルギーを欲しがっているのに、食べる気が起きない”。この状態が続くと、栄養不足や体力低下、さらには夏バテや熱中症リスクにもつながってしまいます。

でも、ちょっとした工夫で、夏の食欲をやさしく取り戻すことは可能なんです。

今回は、私が実践している「夏の食欲がないときに助けられた小さな工夫」を7つ、ご紹介します。

食欲がなくなるのは自然なこと?

夏になると、体は気温に対応するためにたくさんのエネルギーを使っています。
さらに、冷房と外気の温度差、冷たい飲食物の摂取、寝苦しさによる睡眠不足…。
これらが重なることで、自律神経が乱れ、胃腸の働きも弱くなってしまうのです。

つまり、「食欲がない」と感じるのは、体が“頑張りすぎているサイン”。

大切なのは、無理にたくさん食べることではなく、「食べられる方法」に切り替えることなんですね。

 

60代からの“食欲が戻る”小さな工夫7選

1. 見た目を“さっぱり”に変えてみる

不思議なもので、食べものの見た目や色合いだけで、食欲は変わります。
私は、暑い日ほど「白・緑・赤」を意識した盛り付けを心がけています。

たとえば:

冷やしトマトに青じそを添えて、白い小鉢に盛る

ガラスの器に冷ややっこ+オクラとすりごま

小さな器で、梅干し+きゅうり+みょうがの和え物

“涼しげな色”と“食べやすい量”が揃うと、自然と箸がのびるんです。
料理が苦手な方でも、切る・盛るだけで立派な一品に。

 

2. “香りのある食材”をひとつ添える

食欲が落ちた時は、味覚よりも先に香りで誘うのが効果的。
特に夏におすすめなのは、しそ・みょうが・生姜・柚子・レモンなど。

私は冷奴に柚子こしょうや生姜を少し乗せるだけでも、「おっ、食べようかな」という気持ちになります。

香りの力は、脳と胃を同時に刺激してくれるんですね。

 

3. “ひとくちスープ”で胃を整える

空腹じゃないけど、体が冷えてる…そんな時は、温かいスープをほんのひとくち。
味噌汁やコンソメスープ、すまし汁など、具なしでもOK。

私は「朝食を食べたくない日」ほど、湯のみ1杯の味噌汁を飲むようにしています。
温かいものが胃に届くと、ふっと肩の力が抜ける感じがして、そのあと少しずつ食べたくなるのです。

 

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4. “食べなくちゃ”をやめてみる

意外かもしれませんが、
「ちゃんと食べなきゃ」「栄養バランスが…」と思えば思うほど、食欲がなくなることもあります。

そんな時は、一度**「食べなくてもいい日があっていい」**と自分に許可を出してみてください。

不思議なことに、「食べなくていい」と思った時に限って、少し食べられたりするんです。
心のプレッシャーが、胃にも影響を与えているのかもしれませんね。

 

5. “夏においしい食材”を冷やして楽しむ

60代からは、シンプルな食材の味を楽しむ方が体にやさしい気がします。
夏においしい旬のものを、冷やしてそのままいただくのもおすすめです。

ゆでたとうもろこし(塩だけで)

塩ゆでした枝豆(冷凍じゃなく生のもの)

茹でて冷やしたオクラやモロヘイヤ

甘く冷やしたすいかや桃

調理せずに済むものが多いので、キッチンに立つ時間も短くて済みます。

 

6. “小腹対策”を用意しておく

食事の時間に食べられなくても、あとでお腹が空くことも多いんですよね。

私は冷蔵庫に、

小さなおにぎり

冷やし茶漬けの素

フルーツヨーグルト

甘酒(飲む点滴)

など、“ひと口で満足できる”ものを常備しています。
これがあるだけで、「食べたくないけど、何か食べたい」に安心感が生まれます。

 

7. “ひとりで食べない”を意識してみる

食欲がわかないのは、孤独感や気分の落ち込みから来ていることもあります。

たとえば、

テレビをつけっぱなしにする

家族とビデオ通話しながらごはんを食べる

好きな音楽やラジオを流して「にぎやかな食卓」にする

一緒に食べる人がいなくても、「ひとりでない空気感」を作るだけで、食べる楽しさが戻ってくることもあります。

 

小さな工夫が、食べる力を呼び戻す

食欲がない夏の日、無理にがんばらなくても大丈夫。
でも「何も食べない日が続く」と体が弱ってしまいます。

だからこそ、“食べ方を変える”という小さな工夫を大切にしてみませんか?

今日のあなたが食べられたものは、あなたの体を守ってくれる小さな贈り物です。
ひと口だけでも、それは立派な前進。

どうかご自分を責めず、やさしく、気持ちよく過ごせる“食の工夫”を見つけてくださいね。

 

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