年末に向けた“プチ断捨離”のコツ〜60歳から無理なくスッキリ暮らす方法

暮らしのヒント・雑学

気がつけば、もう年の瀬。街を歩けばお正月の飾りもちらほら見かける季節になりました。
この時期になると、「そろそろ片付けなきゃ」と思いつつも、寒さや忙しさでなかなかやる気が出ない……そんな方も多いのではないでしょうか。

特に60歳を過ぎると、大掃除のような力仕事は体力的にも負担が大きくなります。ですが、**無理をせず、できる範囲で少しずつ整える「プチ断捨離」**なら、気持ちも空間もスッキリできるのです。

今回は、年末に向けて心地よく新年を迎えるための“プチ断捨離のコツ”を紹介します。

 

“プチ断捨離”とは?

断捨離と聞くと「思い切って全部捨てる」というイメージを持つ方も多いかもしれません。でも、プチ断捨離はもっと気軽で優しい考え方です。

一度に全部をやろうとせず、1日5分・1か所だけといった小さな単位で少しずつ進める方法です。
時間を区切って行うことで、「今日はここまで」と達成感が得られ、ストレスなく続けられます。

プチ断捨離の目的は「捨てること」ではなく、今の自分に本当に必要なものを残すこと。
年齢を重ねるごとに生活スタイルや価値観も変わります。だからこそ、「昔は必要だったけれど、今の自分にはもう合わない」と感じるものを見直すことが大切なのです。

 

プチ断捨離のコツ5選

① 1日5分だけ、場所を決めて取り組む

「今日はクローゼット」「明日は引き出し一段だけ」といったように、範囲を小さくするのが続けるコツです。
一度にあちこち手をつけると疲れてしまいがちですが、5分だけなら気軽に始められます。

たとえばテレビを見ながらリモコン周りを片付ける、冷蔵庫のドアポケットを拭く、バッグの中を整理する――ほんの少しの時間でも、終わったあとのスッキリ感が気持ちを軽くしてくれます。

**「小さく始めて、気づけば全体が整っていた」**というのがプチ断捨離の理想です。

 

② 「今年使わなかったもの」を基準に手放す

捨てるかどうか迷ったときは、「この1年で使ったか?」を目安にしてみましょう。
1年を通して一度も使わなかった物は、これからも使う機会が少ないものです。

洋服であれば、「お気に入りだけど出番がなかった」「サイズが合わない」「もう似合わない」と感じるものを見直す時期です。
食器や調理器具も同様。大人数用の鍋や重いお皿など、「今の暮らし方に合わない物」は思い切って手放すと、収納スペースにも心にも余裕が生まれます。

 

③ 思い出の品は“量”を決めて残す

写真や手紙、子どもや孫の作品――思い出の品は、どれも手放しにくいものです。ですが、「全部取っておく」と、いつの間にか場所を取ってしまいます。

そんなときは、「思い出ボックスは1箱まで」など、量の上限を決めておくと整理しやすくなります。
迷うものは写真に撮ってデータで残す方法もおすすめ。手放しても思い出自体は消えません。

「捨てる」のではなく、「残すものを選ぶ」という意識に切り替えることで、罪悪感なく進められます。

 

 

スポンサーリンク



 

 

④ 「いつか使う」は“今使わない”と同じ

断捨離で最も多い言葉が「いつか使うかもしれない」。
でも、その“いつか”は、ほとんど訪れません。
「今」使っていない物は、実はもう役割を終えた物なのです。

使わない調味料、古いタオル、読まない本など、見直してみると案外多いもの。
勇気を出して手放すと、収納に空間が生まれ、新しい風が入ってきます。
空いたスペースには、これからの自分に合う物や新しいチャンスが入ってくる――そんな気持ちで向き合うと気分も軽くなります。

 

⑤ 捨てるより“循環”を意識する

「まだ使えるのに捨てるのはもったいない」と感じると、なかなか手が止まってしまいますよね。
そんな時は“循環”の発想に変えてみましょう。

リサイクルショップやフリマアプリ、地域のリユースコーナーなど、使えるものを「誰かに譲る」形で手放すと、心が軽くなります。
「誰かの役に立つ」と思えば、罪悪感もなく、むしろ気持ちが温かくなるはずです。

 

プチ断捨離を続けるための工夫

無理をしない:「完璧にしよう」と思うと続かなくなります。小さな達成感を積み重ねていくのがコツ。

見えるところから始める:リビングや玄関など、目につく場所を片付けると効果を実感しやすく、やる気も続きます。

お気に入りの音楽や香りを取り入れる:掃除BGMやアロマで気分を上げると、作業が楽しくなります。

手放すときは「ありがとう」と声をかける:長年使った物には感謝を伝えて見送ると、気持ちよく次のステップへ進めます。

 

プチ断捨離で得られるうれしい効果

プチ断捨離は、見た目がきれいになるだけでなく、心の整理にもつながります。

ものを減らすと、探し物のストレスが減り、空間の“ゆとり”が生まれます。
また、「今の自分に必要なものだけを残す」ことで、自分の価値観がはっきりしていきます。
結果として、買い物の無駄も減り、シンプルで満足度の高い暮らしへと近づくのです。

さらに、整理された部屋はエネルギーの流れも良くなり、心も前向きになります。
物理的な“軽さ”が、心の“軽さ”を作る――それが、年末のプチ断捨離の大きな魅力です。

 

まとめ

大掃除のように一気に片付けるのは難しくても、「プチ断捨離」なら今日からすぐに始められます。

5分だけ場所を決める

今年使わなかったものを手放して

思い出の品は量を決めて

“いつか”を見直して

捨てるより循環を意識する

たったこれだけでも、年末の部屋と心はぐっと軽くなります。
無理をせず、少しずつ整えることが“心のゆとり”につながります。

 

 

新しい年を迎える前に、自分の暮らしを静かに整える時間を持ってみましょう。
きっと新年の朝、カーテンを開けたときの空気まで、すっきりと清々しく感じられるはずですね。

 

関連記事

60歳になって私が新しく習慣にしたこと7つ
人生の大きな節目である60歳を迎え、これまでの生活を振り返りながら、未来に向けて新しいことに挑戦する意欲が湧いてきました。60歳だからこそ見えてくるもの、理解できることがあり、それを活かしてより充実した日々を送りたいと考えています。そんな私...
60歳からの断捨離でお金を生む 〜不用品を売って生活を豊かに〜
「スッキリした家」と「ちょっとしたお小遣い」、両方手に入れませんか?60歳を過ぎると、「これからの人生、本当に必要なものだけで暮らしたい」と思うことが増えてきますよね。でも、いざ断捨離しようとすると、「もったいない」「思い出がある」と手放せ...

 

スポンサーリンク



 

タイトルとURLをコピーしました