1月も終わりに近づくころ、空気の中にほんの少し春の気配を感じる日があります。
2月3日は立春です。
「立春」は暦の上では一年の始まり。冬の終わりと春の入り口をつなぐ節目です。
でも、私たちの心の中はどうでしょう。
去年の疲れや小さな後悔、人間関係で感じたモヤモヤ…。
そうした“心の澱(おり)”が残ったままだと、新しい季節をすっきり迎えることができません。
そんなときこそおすすめしたいのが、立春前の「心の厄落とし」。
物を捨てるように、心の中のいらない感情をそっと手放す時間を持つことで、
春の風を軽やかに感じられる自分になれます。
「心の厄」を見つめることから始める
厄落としというと、神社でのお祓いや豆まきなどを思い浮かべるかもしれません。
でも本当の“厄”は、外よりも心の中にたまりやすいもの。
たとえば
・思い出すと苦しくなる出来事
・言えなかった後悔
・誰かへのわだかまり
・自分を責めてしまう気持ち
それらはすべて、「心の厄」と言えます。
そのまま抱えていると、心が重く、気力も湧きにくくなります。
まずは、自分の中にどんな厄が残っているのかを静かに見つめてみましょう。
ノートやメモに“モヤモヤしていること”を書き出すだけでも十分です。
💬ポイント:
書くことは「手放す第一歩」。
文字にすることで、心の中の霧が少しずつ晴れていきます。

言葉の力で「終わり」をつくる
心の厄落としで大切なのは、「終わりを自分で決めること」です。
過去の出来事を何度も思い出しては落ち込むのは、
自分の中で“区切り”がついていないから。
そんなときは、**「ありがとう」「もう大丈夫」「お疲れさま」**と声に出してみましょう。
・腹が立った相手には「ありがとう、学びをくれて」
・頑張りすぎた自分には「よくやったね」
・もう戻らない過去には「もう大丈夫」とつぶやく
言葉にするだけで、心の中の扉が少しずつ閉じていきます。
そして新しい空気が、静かに入ってくるような感覚になるはずです。
「空白の時間」をつくる ― 何もしない勇気
60代になると、「まだ頑張らなきゃ」と思い込みがち。
でも、頑張り続けるだけでは心が疲れてしまいます。
立春前のこの時期こそ、あえて何もしない時間をつくりましょう。
ただお茶を飲む、窓の外の空を眺める、湯気をぼんやり見る。
それだけで心のざわつきが静まっていきます。
“何もしていない”ように見えても、
実はその時間こそが「心が整理される時間」。
余白があることで、新しい気持ちが入る余地が生まれるのです。
☕️おすすめ習慣
午前中の10分を「何もしない時間」としてカレンダーに入れておく。
その10分が、一日を穏やかにしてくれます。
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掃除で「気の流れ」を整える
心と空間はつながっています。
心が重いとき、部屋も散らかりがち。
逆に、部屋が整うと不思議と気持ちも軽くなります。
立春前にする掃除は、まさに“厄落とし”。
新しい季節を迎える前に、空気の流れを整えましょう。
おすすめ掃除
カーテンを洗って日差しを入れる
玄関のたたきを水拭きする
古い紙類・メモを処分する
冷蔵庫の中をリセットする
💡コツ
「完璧にきれいにする」より、「風が通る」ことを意識。
換気をすると、気の滞りが流れていきます。
掃除をして体を動かすと、心の中のモヤモヤも一緒に動き出す。
心の厄落としに、掃除はとても効果的な行動です。
「いい気持ち」を取り入れる
心の厄を手放した後は、いい気を取り入れることも大切です。
自然の中に身を置くのがいちばんの方法ですが、
家の中でも小さな工夫で気を入れ替えることができます。
おすすめの“心が整う習慣”
一輪の花を飾る
朝、窓を開けて空気を入れ替える
新しい香りのハンドクリームを使う
ノートに「今日のありがとう」を一行書く
こうした小さな行動が、心の中に“明るい種”をまいてくれます。
いい気分を感じる時間を意識的に増やすことで、
自然と前向きなエネルギーが生まれていきます。

「許す」ことは、自分を自由にすること
心の厄落としの中で、いちばん深いテーマが「許すこと」です。
人を許すのは難しいこと。
でも、許せないままでは、苦しい思いを抱え続けるのも自分。
許すこと=相手のためではなく、自分を軽くするため。
「もういいや」「もう気にしない」と心の中でつぶやくだけでも、
長く絡まっていた糸が少しずつほぐれていきます。
人を許すことが難しければ、まずは“自分を許す”ことから始めましょう。
「できなかったことも、あのときの私には精一杯だった」と、
やさしく言ってあげるだけで、心は驚くほど軽くなります。
立春前にしたい「心の整え習慣」3つ
1️⃣ 書き出す
→ モヤモヤを紙に書いて、手放す言葉を添える。
2️⃣ 動かす
→ 掃除・換気・散歩などで、気を巡らせる。
3️⃣ 満たす
→ 花・香り・光など、心が喜ぶものを生活に取り入れる。
この3つを意識するだけで、心の流れが驚くほど整います。
立春の朝には、「新しい一年、いい風が吹きそう」と感じられるはずです。
結び:軽やかな心で新しい春を迎えるために
「心の厄落とし」とは、特別な儀式ではありません。
日々の中で、「もう手放していい」と自分に言えること。
それが、いちばんの浄化になります。
立春前は、冬の静けさと春の光が混ざり合う特別な時期。
新しい一年を心地よく迎えるために、
古い思いをそっと置いて、身も心も軽くしていきましょう。
🌷「ありがとう」「さようなら」「また新しい日へ」
その3つの言葉を胸に、春の一歩を踏み出していきましょう。
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