60代になると、子供たちも独立し、友人たちとも少しずつ距離ができ、
誕生日を「ひとりで迎える」ことが特別ではなくなってきます。
でも、そんな中でふと、
「誰からもおめでとうって言われないのかな…」
「私の誕生日、誰か覚えていてくれるかな…」
と、寂しさがよぎる瞬間もあるかもしれません。
この記事では、60代女性がひとりで誕生日を迎えるとき、心が少し温かくなる過ごし方をご紹介します。
■ 「寂しい」と感じた自分を否定しない
まず、誕生日に寂しさを感じるのは自然なことです。
特別な日だからこそ、誰かと過ごしたくなる
誰にも祝ってもらえないと、存在を否定されたような気持ちになる
そんな気持ちを「こんなことで寂しくなるなんて…」と責める必要はありません。
寂しい、うれしくない、悲しい——そんな心の動きも全部、大切な自分の一部。
まずは、湧き上がってきた感情をそのまま受け止めてあげましょう。
■ 「自分で自分を祝う」小さな儀式をつくろう
60歳を超えたからこそ、誕生日の過ごし方を少し変えてみませんか?
これからは、“誰かに祝ってもらう”よりも、”自分が自分を祝う”という新しいスタイルを取り入れてみましょう。
たとえば
⚫︎ ちょっと高級なケーキを買って、自分に「おめでとう」
贅沢なケーキを買って、好きな紅茶をいれて、自分に「おめでとう」と声をかける。それだけで、心がじんわり温まります。
⚫︎ お気に入りのカフェで、ゆっくりひとり時間を満喫
少しおしゃれしてお気に入りのカフェに行って静かに本を読んだりまったりする。
⚫︎ 自分へ誕生日プレゼントをする
普段は手を出さないようなちょっと高級なハンドクリームやハンカチや小物などを、自分へのプレゼントにするのも素敵です。
小さなことでいいのです。「私は今日まで頑張ってきた」「私は生きているだけで素晴らしい」と、静かにでも確かに、自分を労う時間を作ってみてください。誰よりも自分自身が、自分の一番の味方になれる日。それが、ひとりで迎える誕生日の特別な意味になります。
スポンサードリンク
■ 未来に「ワクワク」をプレゼントする
誕生日は、単なる通過点ではなく、「これから」を考える素敵なチャンスでもあります。60代の今こそ、未来への”ワクワク”を自分に贈ってみましょう。
未来に希望を持つことは、年齢に関係ありません。60歳を超えた今だからこそ、”これから”を自分で楽しく彩っていきましょう。
例えば
⚫︎ 今年やってみたいことをノートに3つだけ書く
例えば、ノートを一冊用意して「これからの小さな夢リスト」を作ってみましょう。始めてみたい趣味、会ってみたい人。どれも大きな目標でなくていいのです。「週末に美味しいパンを買いに行く」「図書館でゆっくり過ごす」そんなささやかなワクワクで十分
⚫︎ 行ってみたい場所をリストアップする
地図やパンフレットなどから一度は行ってみたい場所をリストアップするのもおすすめです。
⚫︎ 習ってみたい趣味や講座を探してみる
まだやったことのないことに小さなチャレンジをするのもワクワクを呼び込みます。新しいレシピに挑戦する、オンライン講座をひとつ受けてみる、絵葉書を買って誰かに送ってみる。
どれも「大きな目標」でなくてかまいません。
「ちょっとだけワクワクすること」を未来の自分に贈ることで、
1年後、また違う自分と出会える楽しみが生まれます。
■ 「誰か」を思い出したら、そっと連絡してみる
ひとりで迎える誕生日。ふと、昔の友人やお世話になった人、家族のことを思い出す瞬間があるかもしれません。そんなときは、遠慮せずに小さなメッセージを送ってみましょう。
「久しぶりに声が聞きたくなって」「ふとあなたのことを思い出しました」そんな一言だけでも構いません。相手に重荷にならない、ふんわりした温度のメッセージなら、きっと温かく受け取ってもらえるはずです。
そして、もし返事が来なくても気にしないこと。自分が誰かを思い出して、そっと心を寄せた。それだけで十分なのです。
誕生日は、自分を祝うと同時に、人との”縁”を大切にするきっかけにもなります。誰かを思い出した自分を、誇りに思いましょう。
■ 60代、ひとりで祝う誕生日おすすめリスト
🌸 ちょっと贅沢なケーキを買って、自宅カフェタイムを楽しむ
🌸 1輪だけでもお気に入りの花を買って、部屋に飾る
🌸 新しい服や小物を自分にプレゼントする
🌸 美容院でヘッドスパやリフレッシュカットをする
🌸 温泉やホテルの日帰りプランをひとりで楽しむ
🌸 オンラインで小さな講座(料理・写真・語学)に申し込む
🌸 読みたかった本を1冊じっくり読む
🌸 ロウソクを灯して、好きな音楽をかけて過ごす
どれも無理なくできて、心をふわっと温めてくれるものばかりです。ぜひ、自分だけの”小さな祝福”を見つけてくださいね。

60代、ひとりで迎える誕生日。
誰かと過ごさないからこそ、
「私は私に、おめでとうを言える人でいたい」と思います。
どんなに静かな一日でも、
それは確かに、あなたが生きてきた証。
今年も自分を祝うために、
自分らしい「ささやかな幸せ」を見つけていきましょう🧡
こちらの記事もおすすめ




スポンサードリンク