60代夫婦のための水道代節約術:今日から実践したいこと

暮らしのヒント・雑学
Pocket

60代になると、「年金生活に向けて支出を抑えたい」「できるだけムダを省いて賢く暮らしたい」 という意識が高まる方も多いのではないでしょうか?
その中でも、毎月の水道代は意識しづらいけれど、積み重ねると大きな節約につながる項目のひとつ です。ちょっとした工夫で、家計の負担を減らしつつ、環境にも優しい生活ができます。
今回は私も実行している60代夫婦でも無理なく続けられる「水道代節約のコツ」 をご紹介します!

お風呂の水を無駄なく活用する

お風呂は、一度に大量の水を使うため、工夫次第で大きな節約につながります。 1回の入浴で使用する水の量は200Lほどですが、うまく活用すればかなりの節水になります。

風呂の残り湯を再利用する

お湯を流してしまう前に、次の用途に活かしましょう!

⚫︎ 洗濯のすすぎ以外に使う(「洗い」のときに残り湯を使い、すすぎは水道水にする)
⚫︎ トイレの流し水としてバケツで活用
⚫︎ 玄関やベランダの掃除用水にする
⚫︎ 庭の水やりに使う(洗剤が入っていないお湯ならOK)
洗濯に風呂の残り湯を使うだけで、1回あたり約60Lの節約になるため、月に1,800L(1.8トン)もの水を節約できる計算 になります。

追い焚きを減らす工夫

⚫︎ 入浴時間を夫婦で近づける(間隔が短いと追い焚きの回数が減る)
⚫︎ お風呂のフタをこまめに閉める(温度が下がりにくくなる)
⚫︎ 浴槽に専用の保温シートを敷く(保温力UP!)
追い焚き1回にかかる水道代+ガス代は約20~30円ですが、これを毎日減らすと年間7,000円以上の節約に!

 

キッチンでの節水テクニック

料理や食器洗いは毎日のことなので、少しの工夫が大きな節約につながります。

食器を洗うときは「つけ置き」が基本!

⚫︎ 食器についた汚れは、洗う前にお湯や水につけておく(スポンジの摩擦だけで汚れが落ちやすくなる)
⚫︎ 軽い汚れの食器は「まとめ洗い」する(流水で洗う回数を減らす)
⚫︎ 油汚れは先に拭き取ってから洗う(水の使用量を減らせる)
食器をそのまま洗うより、つけ置きすることで1回あたり10L以上の節水につながります。

すすぎは「溜めすすぎ」にする

⚫︎ ボウルや桶に水をためて、まとめてすすぐ
⚫︎ お湯の温度を低めにする(ガス代の節約にもなる)
⚫︎ 水を出しっぱなしにしない(こまめに蛇口を止める)
また、食洗機を使う場合は「まとめ洗い」が基本! 少ない量で何度も使うより、1日1回しっかりまとめて洗う方が、水道代の節約になります。食洗機は手洗いよりも節水効果が高い機種が多いので、手洗いより食洗機のほうが節約になることもあります。

米の研ぎ方を工夫する

お米を研ぐときも、意外と水をたくさん使っています。以下の方法を試すと、節水につながります。

⚫︎ 最初の水は素早く捨てる(米が水を吸う時間を短くする)
⚫︎ 少量の水で米を揉み込むように洗う(こすらず、軽く回すだけ)
⚫︎ 最後のすすぎは少ない水でサッと流す
この方法で、1回あたり約3~5Lの節水が可能 です。

 

トイレの水道代を抑えるコツ

トイレは、家庭の水道使用量の中でもかなりの割合を占めます。1回の使用で6~8Lの水を使うため、工夫次第で水道代を大幅にカットできます。

大・小レバーを正しく使う

トイレの水は、大レバーと小レバーで流れる水の量が違います。できるだけ「小」で流す習慣をつけるだけで、水道代が抑えられます!

⚫︎ 「大」は便を流すときだけに使う
⚫︎ 「小」で流せる場合は小を活用
この習慣を身につけるだけで、1日数リットルの節約が可能 になります。

節水トイレや節水グッズを活用する

⚫︎ 節水型トイレに買い替える(古いトイレより約半分の水で流せる!)
⚫︎ タンクにペットボトルを入れて水量を減らす(※水圧に影響が出る場合もあるので注意)
⚫︎ トイレ用の節水アイテムを活用する(専用の節水リングなどが市販されている)
また、トイレの掃除に風呂の残り湯を活用するのもおすすめ です。

 

スポンサードリンク



 

洗濯の水を減らすコツ

洗濯は、家庭の中でも水を多く使う場所のひとつ。洗濯機1回の使用で約50~80Lの水を使うため、工夫次第で大幅に節約が可能です。

まとめ洗いで節水効果アップ

毎日少しずつ洗うのではなく、2~3日分をまとめて洗うことで、水の使用量を抑えることができます。

⚫︎ 少量の洗濯物は、手洗いで済ませる(軽い汚れならバケツ洗いでOK)
⚫︎ 洗濯機を回すときは「満水近く」で洗う(少量で回すと水のムダが増える)
⚫︎ 洗濯物の量を均等にする(片寄りがあると、余計な水を使うことも)
洗濯回数を週3回に減らすだけでも、年間で数百リットルの水を節約できます。

風呂の残り湯を利用する

お風呂の残り湯を洗濯に使うことで、1回あたり約50Lの水を節約できます。

⚫︎ 「洗い」だけに残り湯を使い、「すすぎ」は水道水にする
⚫︎ 残り湯ポンプを活用して、簡単に水をくみ上げる
⚫︎ 長時間放置した残り湯は使わない(雑菌の繁殖を防ぐ)
残り湯を活用することで、年間で約18,000L(18トン)の節約が可能 になることも!

洗濯機の設定を見直す

洗濯機には「節水モード」や「すすぎ1回設定」がある機種も多いので、できるだけ水の使用量が少ない設定を選ぶ と、手軽に節水できます。

⚫︎ すすぎの回数を1回減らす(洗剤もすすぎ1回タイプに変更すると◎)
⚫︎ 水量設定を「最小限」にする(洗濯機の自動設定に任せず、自分で調整)
⚫︎ 脱水時間を短縮し、乾燥機を使う頻度を減らす(電気代の節約にもつながる)
こうした小さな工夫を積み重ねるだけで、年間数千円単位の節水が期待できます!

 

水道の使い方を見直して節約

普段何気なく使っている水も、ちょっとした意識で大幅に節水が可能です。 「使いすぎない習慣」を身につけることで、無理なく節約できます。

シャワーの使い方を見直す

シャワーを1分間流しっぱなしにすると、約12Lもの水を消費 します。そのため、こまめに止める習慣をつけるだけで、大きな節約につながります。

⚫︎ シャンプー中や体を洗っている間は、水を止める
⚫︎ シャワーヘッドを節水タイプに交換する(最大50%の節水効果!)
⚫︎ 湯船につかる回数を増やし、シャワーの使用時間を減らす
例えば、シャワーの使用時間を毎日3分短縮するだけで、年間約13,000L(13トン)もの水を節約可能!

蛇口の水の出し方を意識する

何気なく使っている蛇口の水も、少し工夫するだけで、大きな節約効果があります。

⚫︎ 歯磨きや洗顔時は、水を出しっぱなしにしない(1回約6Lの節約)
⚫︎ 蛇口の水を全開にせず、必要な量だけ出す
⚫︎ 手を洗うときは、こまめに止めながら使う
さらに、蛇口に「節水コマ」を取り付けると、水の使用量を30%ほどカット できるので、気軽にできる節約アイテムとしておすすめです。

雨水を活用する

庭の水やりや掃除など、生活の中で「水道水ではなくてもいい場面」も意外とあります。

⚫︎ 雨水をためて、庭の水やりやベランダ掃除に活用
⚫︎ バケツやタンクを使い、雨の日の水を少しずつストック
⚫︎ 特に夏場は、水道水の使用を減らせるメリットが大きい
雨水をうまく活用することで、水道代の節約だけでなく、エコな暮らしにもつながります。

 

水道代は毎月の固定費ですが、意識して使い方を変えるだけで、年間数千円~1万円以上の節約が可能 です。
夫婦で協力して「今日からできること」を取り入れながら、一つでもお試しいただけたら幸いです。

 

スポンサードリンク



おすすめ記事

穴埋めクイズ 8文字 No.3
やり出したらハマる穴埋めクイズです。四 角に文字を入れて答えを完成させてください。回答は下↓にあります。題1問目しょ◯ゅう◯まいヒント:夏に葉書で届けます。------------------------------------------...
60代女性のご近所付き合い:角を立てずにスマートに断る方法2
60歳を過ぎると、ご近所との関係もより大切になってきます。近所の人と仲良くしていると、何かあったときに助け合えたり、安心して暮らせたりするメリットがありますよね。しかし、その一方で「少し距離を置きたい」「断りたいけど角が立ちそうで言えない…...
年金生活でも豊かに暮らすために私が実行していること7選
年金生活になると、収入が限られるため、お金の使い方を工夫することが大切です。しかし、ただ節約するだけでは、生活が味気なくなってしまいます。大切なのは 「無駄を省きながらも楽しみを持つ」こと。私は、工夫しながら心豊かに暮らせるよう、日々の生活...
タイトルとURLをコピーしました