定年後、いるものといらないものを見極める ~心地よく生きるためのシンプル習慣~

暮らしのヒント・雑学
Pocket

こんにちは。
60歳を迎えて、ふと立ち止まりました。
この年齢になると、気力も体力も“無限”ではないことを実感する場面が増えてきます。
家の中も、頭の中も、そして人間関係までも…気づけばあれもこれも抱えてしまっている自分。

でも、ここからの人生は、「いるもの」と「いらないもの」をしっかり見極めて、シンプルに、自分らしく生きたい。
そう思うようになりました。

今回は、私自身の経験と周囲の話から、「60歳から手放したもの、そして残したいもの」について綴ってみたいと思います。
きっと、どなたかの心にも共鳴する部分があるのではないでしょうか。

まずはモノから。「なんとなく」の所有をやめる

60歳までの人生で積み重ねてきた“モノ”は、ある意味その人の歴史そのもの。
でもその中には、「もう役目を終えたもの」も、意外と多くあります。

手放したモノたち

似たような服が10着以上もあるクローゼット
「まだ着られる」ではなく、「今の私に似合うか、着たいか」で選ぶようにしました。

使っていない調理器具や食器
たくさんあるのに、いつも同じ3つしか使っていない。思い切って半分以上を処分。

読み返さない本・趣味が変わった雑貨
若い頃好きだったものも、今の自分にはピンとこない。捨てることに罪悪感があっても、「卒業」と思えば気が楽です。

 

残したモノたち

心が和む器や、よく使う道具
数は少なくても、お気に入りの茶碗、やかん、エプロン。毎日手に取るものには、やっぱり愛着があります。

家族や旅の思い出がつまった写真
見返すと自然と笑顔になるものは、宝物です。

手紙やメモ帳
人とのつながりを思い出させてくれる、小さな紙片たちも、私には大切な存在。

 

スポンサードリンク



 

 

「やらなきゃ」に縛られない生き方

60歳まで、家庭、仕事、地域のつきあい…
たくさんの「役割」を引き受けてきました。

だからこそ、これからは「やらなきゃ」よりも「やりたい」を優先して生きたいのです。

手放したこと

“ちゃんと”しなきゃ、という思い込み
料理は毎日手作りじゃなくてもいい。
掃除も、1日できなくても明日で大丈夫。
完璧を目指すのをやめたら、気持ちがとても軽くなりました。

義務のような人づきあい
「そろそろ会わないと失礼かしら」と思いながら続けていた関係を、
「また気が向いたときに会えたらいい」と思えるようになりました。
一人の時間も、自分を整える大事な時間だと気づいたのです。

 

残したこと

やっていて心地よい家事や日課
朝の白湯、好きな器での朝食づくり、ベランダの水やり。
小さな“自分との約束”が、毎日を整えてくれます。

一緒にいて自然体でいられる人との関係
飾らず、無理せず、笑い合える人と過ごす時間は、何よりの癒しです。

 

情報や流行からの「距離感」を整える

スマホ、テレビ、SNS、チラシ…。
便利な時代ですが、情報が多すぎて疲れること、ありませんか?

手放したこと

最新のものを常に追いかける習慣
若い頃は楽しかった流行のチェックも、今は「自分が本当に必要としているか」で判断するように。
持ち物選びも、誰かの評価より“使いやすさ”重視。

一日に何度もスマホを開く癖
情報に振り回されないために、時間を決めて見るようにしています。
「心がざわつくニュース」は、見ないという選択もOK。

 

残したこと

お気に入りのラジオや、趣味の雑誌
余白のある情報源が、今の自分には心地いい。

手書きのメモや日記
デジタルよりも“自分の手で綴る”ことで、心が整う気がします。

 

「これからの私」に必要なものは、意外と少ない

60歳を過ぎて実感するのは、本当に必要なものは、そう多くはないということ。
でもその“少し”をちゃんと見つけて、大事に育てていくことが、人生を豊かにしてくれるんですよね。

これからの私に「いるもの」

自分の声に耳を傾ける、静かな時間

自分を責めず、ゆるす心

好きなことに熱中できる自由な時間

あたたかいご飯、眠れる寝具、風通しのいい服

話せる人が1人でもいる安心感

今日がまあまあよかった、と思える夜のひととき

 

まとめ:「見極める」ことは、人生の棚卸し

60歳は、人生の節目であり、「次のステージへの入り口」。
ここで一度、「これまでの私」と「これからの私」を見つめ直すことで、
日々の暮らしがグッと快適になります。

持ち物、習慣、人間関係、情報……
どれも、“たくさん持つこと”が豊かさではなく、
“必要なものだけを大切に持つこと”が、60歳からの本当の豊かさなのかもしれません。

あなたにとって、「いるもの」と「いらないもの」は何でしょうか?

これからの人生が、もっと軽やかで、心地よくなりますように。
私も日々、自分なりの“見極め”を続けていこうと思っています。

 

スポンサードリンク



 

タイトルとURLをコピーしました